Holunder(ニワトコ)の効能と毒性、Holunderblütensirup(ニワトコシロップ)はやっぱり不健康?
ふんわり甘い香りのするHolunder(ニワトコ)。
ハリーポッターでも登場したように、ニワトコの杖は最強の魔法の杖とされ、またニワトコの赤い実は魔除けとしての意味を持っています。そして、健康にも良いとされ、枝や根までも薬効があるとされています。
でも、先日レシピを紹介した砂糖たっぷりHolunderblütensirup(ニワトコシロップ)はどうなのかが気になったので、今回はHolunderの効能とともにまとめてみたいと思います。
万能薬としてのHolunder(ニワトコ)
Holunder(ニワトコ)は、何百年もの昔から薬用植物とされ、自然の万能薬として親しまれてきました。
効能は、
- 発熱
- 風邪
- 花粉症
- 肝臓疾患
- 利尿作用
- 鬱症状
- リラックス効果
にあるとされています。
抗炎症作用を持つため、風邪の引き始め、喉の違和感、鼻水などの症状がある時に飲むと効果を発揮します。
さらに、
- ガン
- 心臓疾患
の予防にも良いとされています。
また、外傷にも効果を発揮し、擦り傷や火傷の痛みをも和らげる、まさに万能薬。
そして、植物二次代謝物が豊富で、
- 抗酸化作用
- 免疫力向上
- アンチエイジング
- ストレス緩和
- 血液をサラサラにする
などの効果があると言われているフラボノイドの含有量は3%以上。
精油、タンニン、ビタミンB2、ビタミンCなども多く含みます。
Holunderblütensirup (ニワトコシロップ)は本当に健康的?
Holunderの万能薬としての効果はまさにオールラウンダー。
砂糖一杯のシロップでも効果はあるのでしょうか?
甘くて香りの良いシロップで割った炭酸水は、暑い時のリフレッシュには最高です。
でも、残念ながら健康とは言えないんです。
レシピからも分かるように、使う砂糖の量が凄い!
(ご参照:夏の訪れを告げるHolunder♪ 甘い良い香りのHolunderblütensirup(ニワトコシロップ)作り - 殿姫殿5人家族)
さらに、スーパー等で購入できるシロップは、砂糖だけではなく添加物や防腐剤が含まれていることも多く、万能薬とされるHolunder(ニワトコ)の含有量は微々たるもの。大部分が砂糖となってしまいます。
なので、Holunderの効能を思う存分楽しみたい場合は、
- ニワトコ茶(Holundertee)
- ニワトコスープ(Holundersuppe)
- ニワトコの塗り薬(Holundersalbe)
の使用が賢明です。
Holunder(ニワトコ)には毒性があるので気をつけよう!
ニワトコの実と幹には少量の毒性があるとされています。
生での飲食は避け、必ず火を通すようにします。
生で食べてしまうと、
- 腹痛
- 吐気
- 嘔吐
などの症状をもたらします。
毒物とされているSambunigrinは、76,3度以上で分解され毒性がなくなるので、必ず火を通すようにしましょう。
まとめ
Holunderblütensirup(ニワトコシロップ)にはあまり健康的な効能がないと言う事が分かりました。
でも、暑い日が続く今日この頃。
炭酸水で割って氷で冷たくして飲むと、スッキリ、リフレッシュ気分が味わえます。
なので、飲み過ぎて砂糖過剰摂取にはならないように気をつけながら、甘い香りとリフレッシュ効果を楽しみたいと思います。
今日もストレスレスな一日になります様に☆