殿姫殿5人家族

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3児のママの海外生活あれこれ日記

【海外生活】職場復帰について 〜ところ変われど現状同じ〜

先日、久しぶりに同僚から連絡がありました。

「職場復帰の予定ある?」

と。

 

3人の子供を持っていると必ず聞かれるこの言葉。

 

ドイツでは育児休暇を3年間取得する事が可能です。
1年間は政府から産休に入る前の手取り額約67%が育児手当として支払われるので、1年間の育児休暇を取得する母親は多い。
そして、2年間もしくは3年間の育児休暇を申請して1年後や2年後に復職する際は、週の勤務時間を最長30時間以内に収めなければいけない。
所謂、育児休暇中の母親としての特権である。

 

日本に比べても、他欧州各国に比べても、ドイツは母親に大してこの様な手厚い制度があり、非常に恵まれていると思う。しかし、その育児休暇中のパートタイムとしての復職が、実際に可能かということはまた別問題である。

 

私は、2人目を出産した後、娘ちゃんが1歳になった夏の入園後(ドイツの新学期は8月)、復職希望だった。しかし、所属部署がなくなるかもしれない、かつパートタイムでの他部署での復職は難しいとの事で、職場復帰なしでの3年間の育児休暇を余儀なくされた。

 

産休に入る前から状況は分かっていた。
職場復帰は難しいという事も理解していた。

 

しかし、産休に入らずにいる同僚達は皆解雇されずに今もなお勤務し続けている。

 

私は産休に入ったが為に、一定期間ではあるが職を失ったのである。
子供を産む事がまるで罰ででもあるかの様に。

 

職場復帰ができないと連絡された当時は、「3人目をどうしよう」と悩んでいた事もあって、どうにか受け入れる事ができた。もし職場復帰をしていたら、年齢のこと、すぐにまた産休に入ることを躊躇する思いなどで、3人目はきっと諦めていただろう。そう考えると、職場復帰できなかった事が3人目を産む事に後押ししてくれた事は否めない。

 

でも、もう4人目はない。

今年の秋に職場復帰希望だ。

 

今回もまた復職できるかは分からない状況の中、復職希望なら人事に手回し・アピールをしておいた方が良い、との同僚からのアドバイスだった。

 

手回し?アピール?

他の同僚は問題なく勤務し続けている一方で、育休に入った私は手回し・アピールしなければ復職できないのである。

 

出産後、手土産を持って挨拶にも伺った。

職場復帰の希望・時期も伝えてある。

それでも、手回し・アピールが必要ですか?

 

恐らく必要なのだろうと分かっていても、どのタイミングで、どのきっかけで人事に連絡を取れば良いのか分からない。今連絡したところで時期尚早であろう。

 

また、子供を産んだ事が罪かの様に思えてきた。

 

職場復帰ができなくても、恐らく日々の生活には問題はないだろう。
しかし、私が職場復帰する事で、子供達に与えてあげられるものが変わってくる。
決して贅沢をさせたいわけではない。
1年もしくは2年に一度日本に帰国し、子供達には母親の故郷である日本を体感して欲しい。

両親に孫の顔を出来るだけ見せたい。

そういう願いが叶うか否かは、私の職場復帰にかかっている。
そして、自分自身のほんの少しの心のゆとりを持つためには、3人の子供がいても職場復帰が必要となってくる。

 

職場復帰希望の秋まで、また悶々とする日々を過ごさなければいけなくなった。

 

この様な問題が、日系企業だから起こっているのではないと思う。

ドイツ企業でも産休・育休後の離職を余儀なくされた事や、私の様な事象が起こっているという現状をよく耳にする。

 

日本と同様、少子化が社会問題となっているドイツでも、制度はあるものの女性に対する待遇はまだまだ進んでいない。私と同様、日本でもドイツでも、子供を産んだ事で肩身の狭い思いをしている母親は数知れないだろう。共働きが必要だという「時代の変化」、それに伴う「家族の形の変化」に企業や社会が追いついていないのだ。子供を産む事が罪であるかの様に思わせる企業や社会が、今後変わってくれる事を切に願うのである。

 

今日もストレスレスな1日になります様に☆