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【実践】子供の偏食に悩んでいるママ必見!『褒め褒め作戦』と『スモールステップ』で克服

子供の偏食に頭を悩ませていませんか?

 

我が家の子供達の偏食が始まったのは1歳半。

職場復帰を理由に、長男君も娘ちゃんも1歳で断乳をしました。それまではおっぱい大好きっ子だった我が子。断乳後はそれなりに離乳食も食べてくれました。

 

しかし!それは1歳半までのこと。1歳半でピタッと今まで食べていたお野菜やタンパク質を全く食べなくなったんです。我が家では1歳半神話と呼んでいます。

 

先日、娘の偏食で頭を悩ませている事を知っている母親が、「テレビ「News every」の特集で、子供の偏食にスポットを当てて放送されていたよ」と教えてくれました。偏食改善策としては、「食事の場を楽しく」「褒め褒め作戦」、少しずつから始める「スモールステップ」が大切だということ。そこで、お野菜嫌いの娘ちゃんの偏食を改善すべく、検証・実践してみることにしてみました。

 

参考にしたサイトはこちら↓

bitomos.com

 

子供の偏食の原因は?

子供の偏食は「わがままではない」、そしてお母さんの「甘やかし」のせいでもないとのこと。少しホッとしますね。

 

発達段階に合っていない

食物の形・大きさ・硬さが、発達段階に合っていないと、食べるために必要な歯や口の動きが難しく、食べないという行動に出てしまいます。

 

娘の場合

2歳過ぎまで唯一、塩味もついていない瓶詰め離乳食を食べてくれて、かろうじてお野菜を摂取。味ではなく、形状・硬さなどがお家の食事では娘ちゃんには合っていなかったのかな。

 

警戒心

赤ちゃんは本能的に甘い物を好み、緑色の物は避ける、って聞いたことないですか?

これは、苦味や酸味がある食材に対しては、「腐っているかも」「毒かも」という警戒心が本能的に働く為。なので、本能的に食べなくなってしまうんですね。

 

娘の場合

断乳後は興味津々でなんでも食べていたのに、1歳半で食べなくなった事を考えると、警戒心が働くようになったのかもしれません。

 

アレルギー

蕁麻疹が出てしまったら、食物アレルギーがあると分かるもの。

でも、親も気付かない軽度のアレルギーがある食材、たとえば食べた後に軟便になるなど、そんな食材に対しても子供の偏食という行動が現れます。

 

娘の場合

時々軟便はしているけど原因は分からないので、アレルギーはないとしておきます。

 

食事の場が楽しくない

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食事中に叱られたり、会話がなかったりすると、子供は食事は楽しくないもの!と思ってしまいます。食事=苦痛になってしまったら、食べたい物も食べたくなくなりますよね。

 

そこで、我が家の食事の場面について検証してみました。

 

我が家の場合

1)子供一人で食べさせていませんか?

→次男君が抱っこで座っててくれないので、傍にはいるものの、子供達だけで食卓に座って食べている事があります。

 

2)子供と会話はありますか?

→長男君の食事が終わらない程、会話があり過ぎて困っています…

 

3)箸の持ち方やテーブルに肘をつかないなど,食事の席で注意をきつくしていませんか?

→食事中に立ち歩いたりするので、注意していますね。

 

4)「早く食べなさい」「残さないで食べなさい」「~しなさい」などと命令口調で話していませんか?

→してますね~。

 

5)大人が先に食べ終わって後片付けをしだしたりしていませんか?

→食事時間が長過ぎるとしてしまっていますね。

 

6)冷めた食べものを出していませんか?

→熱いと食べなかったりするので、冷ましてから出すこともありますね。

 

という事で、我が家の食卓は楽しいには程遠くダメダメでした(涙)

子供達を見ていると、楽しそうにはしているんですけどね。

 

発達障害の可能性も?

発達障害の子どもの半数以上に何らかの偏食があるという調査報告が出ています。

 

  • 感覚過敏: 特定の感覚・刺激を過剰に受け取ってしまう
  • 味覚過敏: 特定の味に過剰に刺激を感じてしまう
  • 嗅覚過敏: 特定のにおいを過剰に受け取ってしまう
  • こだわりが強い: 料理の特定の色や形などに対するこだわりの強さ

 

など、極端な偏食には発達障害が影響していることもあり、親も分からないままになっているケースがあるようです。

 

子供の偏食に対する効果的な改善策

放映テレビで登場されたであろう幼児教育の専門家、筑波大学の徳田克己教授がお勧めする改善策は、叱られて嫌になった食卓の時間を楽しい時間に変えること。その為には『褒めること』と少しずつから慣れさせる『スモールステップ』がポイントです。

 

褒め褒め作戦

徳田教授曰く、「色んな事を褒めてあげましょう」とのこと。

褒めている時のママの姿は、笑顔。その笑顔を見て、子供も嬉しいはず。

褒めて煽ててって事ですね。

 

スモールステップ

【スモールステップ法】最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。

引用元: https://kotobank.jp/word/スモールステップ法-683945

 

偏食の改善策としての『スモールステップ』とは、始めは一口または口をつけるだけから始め、最終的に食に慣れて普通に食べられるようにするという事。

 

娘で実践

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当面の目標は生野菜を食べてもらう事。

パプリカ、キュウリ、レタスとブロッコリーで試してみました。

 

「どうせ食べないし」と諦めモードに入っていた私は、娘ちゃんのお皿に食べないであろうお野菜などは盛り付けることさえしなくなっていました。なので、まずはパプリカとキュウリは必ず盛り付けて出すことから開始。

 

始めは、盛り付けられたお皿を見るなり、「べ~~~!」と言ってお皿を自分から遠ざけるか、私のお皿にお野菜を置いていました。

 

ここでいつもの私なら「やめなさい!」と言ってしまうところを、グッと堪えて「食べてみたら?」「美味しいよ~」なんて言いながら、自分で食べて美味しく食べる姿を見せてみました。

 

そしたらなんと、約1週間ぐらいで「ちょっとだけ」と言いながらパプリカとキュウリを食べ始めるではありませんか!もう、大袈裟な程に褒めちぎりました!そしたら、その次の日もまた次の日も、ほとんど毎日パプリカとキュウリを食べてくれるように!

 

お次はレタス。

レタスもパプリカとキュウリと一緒に盛り付けると、やはりレタスを見て「べ~!」と言いながら、私のお皿に置いてました。でも、3日後にはまた「ちょっとだけ」と言って、レタスを自分で小指の爪くらい小さくちぎって食べ始めたんです!本当に小さい小さいレタスだったんですが、今まで手をつけようともしなかったので、母感激です。この時も、褒め褒め作戦は忘れずに大袈裟な程褒めて、ついでにパパにも褒めてもらいました。

 

そして、難関だと思いながら出したブロッコリー。

こちらもレタス同様3日後に食べてくれました!始めはいつもの様に私のお皿に置いたんですが、何を思ったのか「ちょっとだけ」と言いながら私のお皿から取り、ほーんの少しだけ穂先をちぎって口に入れたんですよ!もう母はビックリです!

 

まとめ

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食事の時間を楽しくする為に、出来ていなかった事を改めようと試みましたが、難しいですね。食事中にふざけたり、遊び始めたりする場合にはどうしてもきつく言ってしまいます。

 

優しく言って素直に聞き入れてくれたら苦労はしないんですが、そこは2歳児。聞き入れるわけがないんですよね。なので、ついつい大きな声できつく注意をしてしまう事もありました。

 

そんな中でも心がけた事は、

 

  • 食べないだろうと思う食事も必ず出す事
  • 「食べない」ことに関して注意をしたり、きつく言ったりしない事
  • 「食べない」と言った時にも、「食べてみたら?」と促し、美味しそうに食べている姿を見せる事
  • 少しでも食べた場合、たとえ口をつけただけの場合でも、「凄いね!」、「食べれるようになったね!」と褒めちぎる事

 

この4点を心に留め、実践した結果、短期間で4種類のお野菜を食べる事が出来るようになりました!

 

最終目標は和風煮物を食べれるようになる事。「褒め褒め作戦」と「スモールステップ法」で目標達成に向けて少しずつ頑張りたいと思います。

 

子供が偏食で困っているママ・パパも一度試してみて下さい♪

 

今日もストレスレスな一日になります様に☆