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ドイツで子育て・親育て

【寝ない赤ちゃん】寝ない事を悩むより、受け入れるほうが心が楽になる。

先日、「7ヶ月になる息子がいまだに夜頻繁に起きるんだけど、何か対策はある?」と友人に相談を受けました。

 

3人の赤ちゃんを育てたけれど、残念ながら私にはアドバイスができません。というのも、我が子は誰1人として夜通しで寝てくれる赤ちゃんではなかったから… 2歳になる次男君も、いまだに夜通し寝てくれません。

 

そして、夜寝ない子供に悩むのは、長男君の時にやめました。悩んでも解決策なんてないんですよね。今回は、そんな私の経験と心にグッときたシアーズ博士の言葉をご紹介♪

 

 

寝ない赤ちゃん第1号:長男君

第一子ということもあって、おっぱいでしか寝てくれない、夜通し寝てくれない長男君にそれはもう悩みに悩んでいました。

 

旦那さんはドイツ人。ドイツ流に『少し泣かせてベッドで寝かせる。』方法を試してみるものの、大泣きする我が子をやはり放っておくことは出来ずギブアップ。5分ももたなかったです。

 

いつの日かおっぱいで寝かせる事を良しとして、これからはおっぱいで寝かせ付けをしようと決心をしてからは、なんで悩んでいたのかも分からなくなる程気持ちがスッキリ。しかし、『おっぱい=ネンネ』になってしまっているので、夜中に眠りが浅くなるとおっぱいを探し求めるわけです。そして、当然夜通し寝てくれることはありません。

 

1歳のお誕生日と同時に職場復帰が決定していたので、復職前に断乳決行。巷では、『授乳をやめると夜通し寝る様になるよ~。』なんて言われているので、もう待ち遠しくて仕方なく、まだかまだかと首を長くして断乳決行まで過ごしていた記憶です。

 

しかし、期待は見事に裏切られ… おっぱいの代わりにお腹の上で寝る様になって、夜中に目を覚ますとおっぱいは探さないも、腕枕。『断乳したら夜通し寝てくれる』という言葉は、私の中で都市伝説となってしまったのです。

 

結局夜通しで寝てくれる様になったのは、3歳になる頃でした。

 

寝ない赤ちゃん第2号:娘ちゃん

寝ない赤ちゃん

2人目は待望の女の子。

 

1人目で苦労させられたから2人目は少しは楽させてくれるかな~。しかも、女の子だし大人しいかなぁ、なんていう淡い期待は産後すぐに裏切られ…

 

おっぱいもしくは抱っこでしか眠らない… 産後ケアで自宅に来てくれる助産師さんが、巨大児(なんと4010g!)で生まれた娘ちゃんを抱っこで寝かせつけるには重過ぎる、と言っておしゃぶりに慣れさせようとおしゃぶりを口に入れては出されを繰り返し、30分も格闘してくれたけど、結局おしゃぶりもお気に召さず。

 

長男君の時におっぱいで寝たいんだったらそれで良しと思う様になっていたし、夜通し寝ないんだったらそれも仕方がないと思う様になっていたので、特に苦にはならず。『断乳したら夜通し寝る』なんて事はないだろうとは思いつつも、人間って学ばないものですね。なんとなく淡い期待もしつつ1歳1ヶ月で断乳決行… そしてもちろん見事に期待は裏切られ、断乳後も夜通しで寝る事はなかったのでした。

 

断乳後はおっぱいの代わりに腕枕で寝かせつけを始めたので、夜も目を覚ますと腕枕でまた眠りに落ちる感じ。ようやく夜通し寝る様になったのは、長男君同様3歳頃。今でも(4歳3ヶ月)時々夜中にゴソゴソして、腕枕で寝ています。

 

寝ない赤ちゃん第3号: 次男君

上の2人で存分に苦労させられたから、3人目こそは大人しくて一人で寝てくれる子かも~なんて、またしても少しの期待をしてしまっていた私はバカでした。上の2人と比べると比較的大人しかった様に思うけど、独り寝したのはわずか2回。それでも感動物ですよ。

 

おっぱいで寝かせて、置いたら泣いてまた一からやり直し。いわゆる背中スイッチが発動するので、おっぱい咥えさせながら私はテレビを鑑賞。寝ている間に家事なんてできる余裕もなかったです。

 

そして、3人目にして初めて1歳での断乳はせずに卒乳を目指しているので、もちろんいまだにおっぱいで寝ている次男君。案の定、夜通しで寝ることはなく… それでも上の2人での経験があるので、一人で寝ない事や夜通しで寝ない事に悩むことはなく、いつかは寝る様になるだろうって気楽に構えている自分がいます。

 

いつも心の中にある言葉

“Die Zeit, die unsere Kinder in unseren Armen, an Mamas Brust und in unserem Bett verbringen, ist ein vergleichsweise kurzer Teil ihres Lebens, doch die Erinnerung an unsere Liebe und Verfügbarkeit auch in der Nacht, werden sie ein Leben lang begleiten. By William Sears, Schlafen und Wachen

 

抱っこ期間や授乳期間、一緒に寝たりする期間は、子供の人生においてほんの一瞬でしかない。でも、この一瞬の期間にかけた親の愛情、一緒に寝てあげた事、いつでも側にいてあげた事は、子供にとって一生忘れられない思い出になる。


ドイツ語で発見した言葉。「仰る通り!」と感動。

 

おそらく日本ではシアーズ博士夫婦のベビーブックやベビースリープブックで記載されているのでは?と思います。

 

まとめ

寝ない赤ちゃん

「赤ちゃん 寝ない」「赤ちゃん 一人で寝る いつから」とか、インターネットで調べれば色々とアドバイスが書かれています。そして、「生後3~4ヶ月、6ヶ月や離乳食開始後から夜通し寝る様になる。」と書かれていたり、実際に「よく寝る様になった」という経験談も沢山書かれています。そういう経験談を読んでしまうと、寝ない赤ちゃんを抱えたママは、またガクーンとなるんですよね。

 

実際、私も長男君の時は「なぜ私だけ…。」と思い悩んでいたものです。でも、いくら思い悩んでも赤ちゃんは変わってくれないんですよ。大泣きさせて一人で寝られる様にする「ねんねトレーニング」などができるのであれば、実践してみれば良い。でも、できないのであれば、寝ない子は時期が来るまでどうやっても寝ないです… 一人で寝るなんて夢のまた夢です。

 

なので、「寝ない」事を思い悩むのではなく、「寝ない子」である我が子をそのまま受け入れてみませんか?心の中がスーッと楽になりますよ。

 

育児休暇を終えて職場復帰を控えているママは、職場復帰後も寝てくれなかったら大変だ!と思うかもしれませんが、そこは『母強し』。職場復帰後の生活環境は各家庭それぞれなので一概には言えないけど、なんとかなるもんです。睡眠不足でフラフラするんであれば、家事なんて放ったらかしで子供と一緒に寝ちゃえばいいし、それを文句言う旦那さんなら将来を考えた方が良い、と私は思うのです。

 

『母強し』とは言えども、『無敵』ではないんですから。そして、子供は2人で育てるものであり、母親だけが家事に育児に仕事に全ての役割を完璧にこなさなければいけないなんて時代遅れではないですか。

 

子供の人生の中で、ママの温もりを感じながら眠る期間なんてほんのわずか。そんな貴重な時間を、赤ちゃんが寝ないと思い悩んでイライラ過ごすより、「寝ない赤ちゃん」を受け入れて、愛情たっぷり注いで過ごしませんか? そうするとママのストレスも1つ減って笑顔も増えて、ひょっとしたら赤ちゃんが寝てくれるかもしれませんよ〜。

 

今日もストレスレスな1日になります様に♪

 

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