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【バイリンガル育児】漢字が読めない、読書嫌いのハーフっ子におススメの本

来年の夏には小学校を卒業して、新たな学校へ進学する長男君。

ただ今現地校の4年生です。(日本語補習校では3年生)


今は、進路決定の真っ只中。

なのに、今年はコロナ禍にて、学校の説明会もオープンデーも全て中止となり、面談も電話のみ。


幸い、あまり問題もなく、しかもドイツは受験もないので、希望の学校へ進学できることとなり、徒歩通学が可能な学校へ進学予定となりました。


そんな進路決定の大事な時だというのに、本人は緊張感もなく、「100点取りたい!」とかいう勝気もなく…


「なんとな~く出来ているから、なんとな~くで良い。」みたいな調子です。


現地校でもそうなので、日本語補習校の事になると輪にかけてどうでも良くなる長男君。

恐らくドイツの現地校とは違って、出来ないからどうでも良くなっているんだと思います…


母親の私も、

 

  • 現地校に加えてさらなる学習を強いている
  • 日頃、目に触れない日本語学習は難しい


という思いから、日本語学習をさせることに対してなんとなく引け目を感じる事もあり、あまり強くは言えずに、とりあえず通学してもらって漢字の宿題をこなせれば、という感じ。(それだけでも日々格闘で、十分大変なんですが…)


なので、母親の私との日常会話はほぼ日本語だけど、本当の日本語能力は???

ネイティブにはほぼ遠いレベルです。


そんな中、最近始めた事があります。


それは、長男君が大嫌いな読書。


ドイツ語でも読書が嫌いな長男君。

日本語の本なんてさらさら読む気なし。

 

読書以前に漢字が読めない・理解できない

日本語補習校に通い、日本で日本の小学校に通う小学生と同じ教科書を使って、同じテンポで国語の勉強。通学は週に一回なのに…


なので、授業についていけるわけがありません。


漢字学習が嫌いで、頭に入らない。覚えられない。

なので、そもそも教科書が読めない。

 

オンライン授業で目の当たりにする

小学校3年生になって、春のロックダウン時期にオンライン授業が行われました。


座っているだけで、時に私に手を差し伸べさせようとする長男君。


対面授業ではどうしているの?

先生の説明も、教科書の内容も分からず、ぼーっと座っているだけ?


そんな思いを抱かせる様な長男君の姿を目の当たりにして以来、教科書にフリガナを付すことを始めました。


授業中も漢字が分からないからついていけず、さらに意味も分からないからついていけない…


漢字が読めれば、少しでも授業が理解できるかなとの思いで。

 

フリガナを付せど…

やっぱり、教科書の中身を理解するのはなかなか難しい様で。

そもそも、理解したいという思いもなく。

 

教科書に出てくる内容に興味がないと言うことも重なって、理解しようという気持ちが全くない。


そう、興味がない物を読むことは、読書嫌いの長男君にとって堪え難いこと。


「教科書を読みなさい」「本を読みなさい」と言っても、全く読もうとしない原因はそこにあったのです。


しかも、小学校三年生対象の本になると、漢字にフリガナは付されておらず、読めない…


ならばと思って、引っ張りだしてきた本がこちら⬇︎。 

ハーフっ子にオススメの日本語の本

 

学研教育出版発行 こどもずかん

対象年齢は、幼児~低学年

種類は2種類

 

みぢかなふしぎ こどもずかん 科学


みぢかなふしぎ こどもずかん

 

ふれあいこどもずかん 春・夏・秋・冬~きせつのしぜん~


ふれあいこどもずかん 春・夏・秋・冬 ~きせつのしぜん~

 

廃盤?されたのか、アマゾンではこちらも⬇︎古本で発見しました。

せいかつこどもずかん


せいかつこどもずかん

 

ハーフっ子にオススメのポイント

 

  • ほぼひらがな
  • 漢字にはフリガナが付されている
  • 子供が興味を示すテーマ
  • 一つのテーマに見開き1ページで簡潔な説明

 

テーマは…

例えば、

 

  • キリンの首はなぜ長いの?
  • ラクダのコブはなぜあるの?

漢字が読めないハーフっ子にオススメの日本語の本


とか、大人が読んでも楽しい内容。

実はこの本、長男君の「なぜなぜ期」に、私自身が答えられる様にと買っておいた本なのです。


物語を読むのは難しくても、これなら興味あるなしに関わらず、楽しく読める。


しかも、一日にテーマ一つ。

見開き1ページ。


なので、読書が苦手でも読んでみようかなと思う様で、毎日読むことも苦ではないようです。

 

始めて2週間…

毎日見開き1ページを目標に頑張っています。


簡単だとは言っても、分からない単語も出てくるので、一つ一つ確認しながら説明しながら…


長い物語だとそんな作業は親である私にも面倒臭くなってしまい、長続きしないのは見えている。

 

見開き1ページだからこそ、親子で根気よく続けられる(と願いたい)。


バイリンガル育児の成功は、親子共々の努力の結晶です。


「ローマは一日にして成らず。」


のんびりと、できる範囲で、これからも日本語学習を親子共々頑張っていこうと思います。

 

ちなみに、ドイツ語で同じ様な本が出版されています⬇︎。

ドイツのオススメ本

小学校卒業までに知っておくべく知識が、コンパクトに纏めて説明されています。

こちらもかなりおススメです♪


今日も読んで下さりありがとうございます。

ステキな一日になります様に☆