殿姫殿5人家族

ドイツで殿姫殿5人家族

ドイツで子育て・親育て

新年早々「突発性発疹」発症。別名通りまさに「不機嫌病」だったという話

2019年の我が家の年明けは、

 

  • 長男君大晦日に花火をして騒いで元気だったのに発熱
  • 次男君 同じく元気だったのに発熱

 

という具合で、新年は元気に迎えたものの(下の2人は寝ていたのに花火の音で起きてしまい、家族全員で花火を楽しみました。)男児2人発熱で1月1日の朝を迎えました。

 

長男君はいつもの如く、翌日は何もなかったかの様に元気になりました。大変だったのが次男君。熱が下がって4日目に発疹。なんと突発性発疹にかかっていたのでした。

 

この病気、またの名を「不機嫌病」と言うらしく、新年早々なんとも大変な1週間でした。

 

突発性発疹とは?

別名「不機嫌病」 。

 

4ヶ月~12ヶ月の子供にかかりやすく、70%くらいの子供がかかると言われています。原因となるウイルスはヒトヘルペスウイルス6型と7型。一度経験すると抗体ができて、同じウイルスが原因で再発症することはありません。しかし、原因となるウイルスが2種類あるので、2回発症する子供もいる様です。

 

我が家では、長男君はかからず、娘ちゃんは1歳で一度かかりました。

次男君は今回が1回目。2回目が来ないことを祈るばかり…

 

特別な治療はなく、ウイルスには抗生物質は効かない為、お薬も処方されません。

 

熱が急激に上がって、熱性けいれん起こすことがあります。そして、稀ではあるけれど、脳炎を起こすことが分かっているので、発疹が消えるまで無理せず安静に過ごさせてあげたいですね。

 

ご参照⬇︎

http://www.med.kobe-u.ac.jp/pediat/pdf/nagasaka12.pdf

 

我が家の場合は、こんな感じでした⬇︎。

 

兆候なしに突然高熱発症

1日目 まさかの40度!

大晦日、普段通り8時過ぎには眠りにつき、ドイツの新年の挨拶、花火で目を覚ましました。起きてしまったから一緒に花火を見ようと、お外に出て花火を見た後、機嫌よく再び就寝。なのに、翌朝目を覚ますと身体が熱い!!「熱あるな~」と思いながらも、熱は計らず日中は過ごしました。ズボラ…

 

お昼寝後からグテーとしだし、身体もかなり火照っている。念の為熱を測ると、なんと40,4度!新年だしとりあえず様子を見ることに。夜は何度も目を覚ましながらも、授乳でなんとか寝てくれました。食欲はなく、水分は授乳でまかなっている感じでした。

 

2日目 少し下がるも39,8度!

朝は機嫌良くお目覚め。食欲も1日目よりあり、午前中は機嫌もl良く、熱もない感じ。1日で回復してくれたなぁ、と安心しているのも束の間、お昼寝辺りから機嫌が悪くなり、お昼寝後には再び身体が火照っている。ずーっとグズグズで、授乳をしても眠たいけど眠れない。熱を計ると、40度までは出なかったけれど、ギリギリの39,8度。

 

寝たいのに寝れない状態が続いていたので、解熱剤を使いました。

 

3日目 熱は下がり微熱程度

食欲も少し増え、身体も少し熱いかな~程度。あっても37,5度前後くらい。ということで、熱も計っていません。流石3人目…!? 機嫌もそこまで悪くなかったので、明日から元気になってくれればいいな~。なんて思っていました。が、間違いでした…

 

4日目の朝、発疹が…そして始まった不機嫌病

突発性発疹は不機嫌病

(発疹発症ピークの2日目の状態)

 

おでこに少し、そしてお腹にも少し、発疹ができているのを発見し、「突発性発疹」だったんだ!と気づきました。ドイツ語ではDrei Tagen Fieber(3日続く熱)と、症状をそのまんまにした名がつけられているんですよね。そしてそこから始まった機嫌の悪さが半端じゃない!!一日中抱っこの日々が始まったのでした。

 

理由なき機嫌の悪さ

何が気に食わないのかも分からない。いきなり奇声を発して、大泣きし始めたり…

常に抱っこか、おっぱい。

 

挙げ句の果てには、おっぱいを要求しておきながら、拒否して訳分からず大泣き、なんてことも。授乳後は機嫌が少し治ったかなーと思っているのも束の間、またしても突然大泣き…一体どうすりゃいいの~!?という日が3日ほど続きました。

 

3日経って、発疹が治ると同時に機嫌も良くなっていく

発疹が出てピークだったのが2日目。3日目には少し収まり、4日目にはほぼ見えない程度になっていました。そして、発疹の発症ピークの2日目は、言うまでもなく機嫌の悪さもピーク。「この機嫌の悪さってあと何日続くの?」と考えると、暗いトンネルから抜け出せない私がいました。

 

が、発疹の発症ピークを超えて、収まっていく3日目辺りからほんの少しずつ機嫌は改善の方向へ。4日目には殆ど発疹もなく、保育園登園。2週間の冬休み明けだったこともあり、保育園では機嫌は悪かった様ですが… 翌日(発疹発症後5日目)には、保育園でも随分と機嫌良く遊んでいたということで、2019年の幕開けとなった突発性発疹、不機嫌病との戦いに幕を閉じたのでした。

 

解熱剤は使う?

私は、発熱してもできれば解熱剤は使いたくない派です。できる限りお薬はさけたい派。そんな私でも、授乳しても眠れず、眠ったと思ってもすぐ目を覚まし、苦しんでいる状態の次男君を見て、少しでも楽になって寝られるなら、と思い2日目は解熱剤を使いました。すると少し時間が経ってからは、落ち着いてゆっくり寝てくれました。

 

ちなみに熱は、病気と戦っているというサイン。解熱剤によって病気自体は治りません。なので、元気でいれば、解熱剤を使う必要はないと言われています。ただ、高熱でぐったりしたり、寝れなかったりする時は、2~3時間熱を下げて戦いをお休みさせてあげる、という意味で使うのは良いのだそうです。解熱剤の効果は2~3時間で切れてしまうので、その間に睡眠を取ることで少しでも体力が回復すると良いですよね。

 

病院には行った?

我が家は基本、子供が熱を出しても、1~2日は自宅待機をして様子を見ます。というのも、高熱を出している子供を車に乗せて小児科に着いたと思ったら、1、2時間待たされるなんてザラ。通院時間と待ち時間が可哀想なので、熱以外で特に心配なことがない時は受診なしで済ませることが多いです。

 

今回も、お正月だったこともあり、小児科へ連れて行こうともしませんでした。流石に40度近くの熱が2日続いたので、3日目も高熱だったら受診しようとは思っていましたが、幸い3日目には下がってくれたので、お医者さんには通わずに済みました。

 

突発性発疹の場合は、熱が下がってから発疹が出てきて始めて「突発性発疹だったんだー。」と分かるので、受診するタイミングが難しいですが、

 

  • けいれんを起こしたとき
  • 水分が取れなくて元気がないとき

 

を目安に、発熱のときは小児科に受診する、という風に決めておくと良いかもしれませんね。

 

まとめ

不機嫌病とも呼ばれる突発性発疹。

 

発熱でグッタリしている子供を見て心配している間は序の口。発疹が出てからが本当の勝負です。理由なき機嫌の悪さに見えても、恐らく子供の体の中では何かが起こっているはず!子供と一緒に寝るなり、ママもパパも体力を温存して、機嫌の悪い我が子にできる限り付き合ってあげて下さい。限界感じたら、少し放っておくのもありですけどね(笑!

 

『明けない夜はない』という思いで過ごしていると、いつか光は見えてきます!

 

今日もストレスレスな一日になります様に☆