殿姫殿5人家族

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3児のママのドイツ生活あれこれ日記

【海外生活】ドイツでの『老後』について考える前に、今を楽しみたい。

在独13年。40歳。

ドイツで暮らすようになって以来、いつも頭の中にあるのは『老後の生活』。

 

時折ネガティブ思考に陥ることのある私は、ドイツでの老後を考えると暗~い気持ちに陥ってしまいます。ドイツ語、ドイツ飯で老後は過ごせない…かといって、日本に帰国したところで今頼りにしている両親はもういない…とか。結論の出ないまま、なんとも言えない気持ちになってしまうのです。

 

とある週末

ドイツでの老後

子供達といつもの様にマルクトに買い物に行き、いつもの様に散歩していると、仲睦まじく、でもどこか寂しそうな老夫婦がいました。

 

おじいさんはベンチに、少し蒼白い顔をしたおばあさんは車椅子に座り、お天気も良かったので2人でのんびりとお話しされていたのでしょう。なんだかその姿が、先が長くはないであろうこの一瞬を過ごしているかの様に私の目には映ったのです。

 

子供がワイワイと遊ぶ姿を横目に、私はその老夫婦の姿を見て「老いる」ということについて、またいつもの様に結論の出ない思いをめぐりにめぐらせていました。そして、旦那さんに「ドイツの老後を考えると心が暗くなる…」と打ち明けました。すると、旦那さんからかけられた言葉に胸を刺されたのです。

 

今この一瞬を楽しもう。

 

その言葉は、

 

Lebe nicht in der Sorge, geniesse den Moment.

不安を抱いて生きるのではなく、今この一瞬を楽しみなさい。

 

みえない将来を気にして不安になっても仕方がない。

いつ事故にあうか分からない。

いつ病気になるかも分からない。

70歳、80歳まで生きられるかなんても分からない。

だから、この目の前にある『今』を楽しもうよ。

 

という意味を込めた一言。

そうだよね。その通り。分かっているよ、分かっているけどできないんだよ~!(涙)。

 

そして、私は「あんたは故郷のドイツで暮らしているから考える必要ないけどね…私は、云々。」と意地汚く続けてしまうのです。

 

70歳を超えた日本の両親もよく「今」を楽しまないとね、と言っています。今は幸い健康で元気に暮らしてくれているけれど、いつ何が起きても不思議ではない年齢になった彼らの言葉にも胸が刺さります。

 

子育てをしていても、7歳の息子と3歳の娘の4年先を重ねて見たり、3歳の娘と2年先の1歳の次男の姿を重ねて見たりして、子供達の成長が嬉しい反面、親離れしていく子供達の姿を想像しては少し切なくなり、今あるこの一瞬・一瞬を楽しみたいな、と思うんです。でも、実際は毎日がいっぱいいっぱいで難しい。

 

ドイツでの老後

ドイツに暮らす日本人の文化背景にあった援助と介護を受けられる様にと活動する公益法人「DeJak -友の会」があります。まさしく、私のようにドイツでの老後はどうなるの?と不安になっている日本人のために活動されているようです。

 

www.dejak-tomonokai.de

 

中国人は先をいっていて、既にドイツに住む中国人が中国人だけの老人ホームの様な物を建て始めたと耳にしました。将来、ドイツに住む日本人が日本人同士で助け合って住んでいける様な場所が出来る事を切に願い、そしてその為には自らが何を出来るのか、考えなくてはと思います。

 

『今を楽しむ』まさしく「言うは易し行うは難し」。

 

それでもやっぱり、老後の事を考えて不安になる前に、いつも笑顔で子供達との今の一瞬一瞬を楽しんでいけたらな、と思うのでした。

 

海外で生活している人に限らず、全ての人にとって老後はつきもの。年老いた時に、「充分人生楽しんだ!」と思える日々を過ごしたいですね。

 

今日もストレスレスな一日になります様に☆