殿姫殿5人家族

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3児のママのドイツ生活あれこれ日記

ドイツで課される冬の雪かき義務。知っておくべき5つの事。

12月16日。初雪が降りました。

 

朝目覚めて窓の外を見るなり大はしゃぎする子供達。なになに?と思っていると、「雪が積もってる~。」とのこと。速攻、「雪かきをしなければ…」という思いが頭の中を巡り、「嘘でしょ~。やめてくれ~。」と旦那さんと2人で思わず口にしてしまいました。そして外を見ると、土曜日の夜中に降った模様で、うっすらと雪が積もっていました。

 

ドイツの雪かき事情

(近隣住民の屋根。実際はうーっすら積もるという程度の雪で、すぐに溶けてくれました。)

 

一軒家に住んでいる我が家。雪が降ると歩行者が転倒しないように雪かきをしなければいけません。雪かきはドイツでは家主に課せられる義務なのです。雪かきはいつも旦那さん任せ。でも、いつ?どうやって?ということで少し調べてみたので、今回は「ドイツの雪かき事情」についてまとめてみたいと思います。

 

ドイツの雪かき事情

ドイツでは雪が積もった時に、家の周りの歩道が雪かきされずに歩行者などが滑って事故を起こした場合は、損害賠償請求につながる可能性があります。そして、雪かきの義務を怠ったということで罰金を課せられる可能性もあります。罰金の金額は州によって異なり、なんとハンブルグでは最高額50,000EURまで課される可能性があるのです。

 

雪かき義務の発生時間や場所

ドイツの雪かき事情

雪かき義務の発生時間は、州、さらに自治体によって異なります。自治体の法令に記載されているので確認が必要です。大体の時間帯や雪かきが必要な場所や幅は⬇︎の通り。

 

  • 一般的に平日は7~20時。日曜日・祝日は1~2時間遅めに始まります。
  • 玄関前、敷地に隣接する歩道に大人二人くらいが歩ける1,2~1,5mの幅。
  • ゴミ箱やガレージへの道や敷地に接するその他の道の雪かきも必要。これらの場所に関しては、幅狭(50cm)で大丈夫です。

 

雪かきに使う除雪材には注意が必要!

雪かき用の除雪塩は使用しないこと。除雪塩の利用は自治体・市委託の清掃にのみ許可されていています。スーパーやホームセンターで購入できますが、個人での使用を禁止している自治体が多いようです。そして、除雪塩を使用した場合は、罰金が課せられる可能性があるので注意が必要です。

 

  • 塩の代わりに小石、砂、灰、おがくずなどを撒くと良いとされています。
  • 材木の切りくずは、水を吸収して滑りやすくなるので、使用は避けた方が賢明です。

 

実際に材木の切りくずを使用して除雪された歩道で事故に遭った女性が裁判を起こしました。そして、材木の切りくずを使用して雪かきをした家主は、「材木の切りくずは、水を吸収して滑りやすくなる。」という判断から、損害賠償の支払いを命じられました。一方で、十分に雪かきがされていないと分かっていながら、その道を歩いて滑って転んだ女性にも50%の責任はあるという判断を示しています。

 

歩行者も、自分自身で十分に注意を払う必要があるということなので、きちんと除雪された歩道を歩く様に気を付けたいですね。

 

そして小石や砂をまいて除雪をして、その後気温が上がって雪が完全に溶けた時には、掃いて片付けること。というのも、雪や氷が溶けた後は、歩道が滑りやすくなり、転倒や自転車でのスリップの原因となり危険なのです。もし、掃除をせずに誰かが転倒して怪我をしたりすると、こちらの責任を取らされる可能性もあります。

 

屋根の雪かきも必要?

雨樋からつららが垂れたり、屋根から大量の雪が落ちて、歩行者が事故を起こす可能性があるので、屋根の雪かきも必要です。しかし、屋根に上って自身を危険にさらすよりは、『危険!』と警告の標識を張る、もしくは歩道を塞ぐ等の対応をするのが賢明です。

 

休暇中はどうなるの?

ドイツの雪かき事情

(少ない雪を必死に集めて「オラフ」誕生。by長男君。よく頑張った!)

 

冬休みに長期休暇に出かける人も多いと思います。休暇中に雪が積もっても、雪かきはできません。しかし、雪かき義務から逃れることは残念ながらできません。キッツイ~。なので、休暇前に近隣の住人や友達に依頼しておくか、または雪かき業者を手配しておく必要があります。

 

友人に春・夏休み旅行中に庭の水撒きやゴミ出し、ポストのチェックをしてもらうのはまだ頼みやすいですが、寒い中の雪かきを依頼するのは少しいやすっごく気が引けますね。

 

雪かき義務は賃借人にも発生?

雪かきの義務は家の家主に発生します。それでは、分譲や賃貸マンションに住んでいる人はどうなるのでしょうか?マンションには大抵、マンションの共同場所の掃除やゴミ出しを担当する管理人(Hausmeister)がいます。共益費の削減という観点から、Hausmeisterを置かずに住人で担当日を決めて当番制にしているところもあるようですが。

 

雪かきも掃除と同様たいていの場合がHausmeisterがする事になります。しかし、「賃借人が雪かきをすること」等と、賃貸契約(Mietvertrag)もしくは賃貸規定(Hausordnung)に明確に記載されている場合は、賃借人に雪かき義務が生じます。フロアに張られている規定や、口頭で話したという書類は無効で、その場合は、義務は賃貸人に発生します。また、一階に住む人限定等、決まった住民にのみ適応される契約や規定も無効になるようです。

 

まとめ

ドイツの雪かき事情

(子供は風の子。雪と土を集めておままごと。楽しさのあまり寒さも吹っ飛ぶんじゃうのかな。)

 

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(遊んだ後はもちろんドイツお馴染みのココア。私はハチミツ生姜湯でほっこり。)

 

普段は旦那さんが担当の雪かき。平日だと仕事に行く前に雪かきをしなければいけないので、本当に大変です。なので、朝目が覚めて見る雪景色には一瞬うっとりした後、雪かき作業のことを思い出してため息。

 

幸いあまり雪が降らない地域に住んでいるんのですが、それでも毎年雪が降ると「この雪かき義務どうにかならないかな~」と思ってしまいます。一方でクリスマス前に少し雪が降ると「ホワイトクリスマスになってくれたらいいな☆」と願ってしまう勝手な私です。旦那さん、雪が降ったら頑張って~(笑)

 

今日もストレスレスな1日にまります様に☆