殿姫殿5人家族

ドイツで殿姫殿5人家族

ドイツで子育て・親育て

国際結婚の子育てにおけるあるある問題。子供の寝かせつけ。

国際結婚をして子育てをしていると、文化や習慣の違いなどから、色んな面で考えの違いが露呈してきます。その1つが寝かせつけ。

 

そんな寝かせ付けについて、ドイツで日本流の川の字スタイルを貫いている私が、ドイツの寝かせつけの習慣など思うことをつらつらと書いてみようと思います。

ドイツの寝かせつけ

国際結婚の子育てにおける問題寝かせ付け

ドイツに限らず、欧米や欧州その他の国では、赤ちゃんはベビールームでベビーベッドで1人で寝ることが一般的です。1人で寝させる時期は様々ですが、夜間授乳も落ち着くだろう3ヶ月や、断乳する時期の6ヶ月(離乳食開始時期に断乳するママがドイツでは多いです。)、もしくは遅くとも1歳のお誕生日に、自分のベッドで自分で寝ることを習慣づける家庭が多いです。

 

それまでは、両親のベッドの横に高さ調節可能で片方の柵が取り外し可能なベビーベッドを置いて、両親の寝室でベビーベッドで寝かせる事が最近は主流になってきている様に思います。

 

出産後退院してすぐからベビールームでという家庭ももちろんあります。なので赤ちゃんが生まれる前に、オムツ台やベビーベッド、衣類ダンス等全てを用意したベビールーム、いわゆる子供部屋が完成しています。

 

早期ネントレ実践の理由

赤ちゃんの頃に1人で寝られる様にする理由は、次の様なことが考えられます。

 

  • 親が楽だから。
  • 夫婦の時間をより大切にする為。
  • 子供の自立心を養う為。

親が楽!?

寝かせつけなしに子供が寝てくれれば、これ以上に楽なことはありません。でも、夜中の授乳やミルクを必要とする時期にベビールームで1人で寝かせると、ママは授乳やミルクの時間の度にベッドまで歩いていかないといけないし、ママの負担はさらに増すのでは?というのが私の思い。泣いたらおっぱい、夜中も添い乳で寝かせ付けの習慣が身についてしまい、いかに自分が楽に夜を過ごせるかで子育てをしてきた私には、わざわざ子供部屋に授乳しに行く事が想像できず、逆に凄いなぁ~と感心してしまいます。

 

夫婦の時間を大切にする

寝かせ付けに時間もかからない、そもそも寝かせ付けなんて必要なく「おやすみ~」と言って出て行ったら寝てくれる。すると、子供が寝静まった後の夫婦だけの時間が増えるし、寝室も夫婦だけのものとなるし、子供と一緒に寝落ちなんてこともなく、夫婦の時間を大切にできるのかなぁ。寝かせ付けだけに限らず、ベビーシッターをわざわざ雇って、夫婦だけで食事に行ったり、週末に夫婦だけで出かけたりする夫婦も多くいます。子供ができてもパパ・ママとしてではなく、男女いわゆる恋人同士でいられる様に心がけているんでしょうか。でも、その割に離婚率は高いんですが…

 

子供の自立心を養う為

いつまでたっても1人で寝れない長男君に本気で心配をしているのがドイツ人旦那。彼が生後2~3ヶ月の頃、初めての子供で右も左もわからず、旦那さんがあまりにも「1人で寝れる様にならないと」と言うものだから、少しネントレの様なものもしてみました。でも、大泣きする我が子に心が折れて5分とも持たず…ネントレを諦めた結果、いまだに一緒に寝ています。1人で寝させる理由を尋ねると、「自立心を養う」だとか言っていました。

 

まとめ

国際結婚の子育てにおける問題寝かせ付け

この記事を書こうと思ったきっかけは、いつも購読させて頂いているmimileinさんのブログで、同じドイツで同じ様な思いを抱き、日本流の寝かせ付けをいていることを知って共感していた矢先に、日本で国際結婚をしてもうすぐ1歳になる娘さんがいるお友達が、この寝かせ付け問題で旦那さんにイラっとしてしまう。でも、日本で日本人と結婚しているママ友と話すと理解してもらえないと聞いたから。


なので、「寝かせ付け問題は、国際結婚の子育てにおける問題の1つです!」と声を大にしてお伝えします(笑)

 

かくいう私は、子供3人(7歳、4歳、2歳)と一緒に4人で川の字で寝ています。旦那さんはというと、生活スタイルも違うし、寝室が狭いという理由で1人で寝ています。そんな我が家はドイツでは超珍しく、ましてやもうすぐ8歳になる子供がママと一緒に寝ているとは何事か!!みたいな反応をされることも。小学校に入学しても両親と一緒に寝ている子供なんて恐らくゼロというのがドイツです。


日本流の寝かせ付けを貫いている私と旦那さんの間でも、もちろん意見の相違があります。いまだに旦那さんは「おかしい、おかしい。」と言っています。そして、長男君が赤ちゃんの時代には「自我が育たない」とか「自立心が養われない」だとかも言っていました。

 

そんな時の私の反論は、「すみません、私も結構長い間両親と一緒に寝ていたけど、十分自立しているし、自我もきちんと育っています。家族1人といない海外で暮らせているし、恐らくあなたよりも自立しています…」と。

 

生後間もなくから、『1人で寝ること=自立』だなんてどんなふうに考えても可笑しい。そこで人生が決まっちゃうかの様に言うけど、小学校でも中学校でも車で送り迎えをするドイツ人ママ・パパは如何なものか、と。

 

色々と理由はあるんだろうけど、日本流の寝かせ付けと海外(ドイツ)の寝かせ付けの習慣の違いは、日本は「子供優先」、海外(ドイツ)は「子供ができても自分優先」という考えの違いによるものなんだと思います。

 

たしかに、1人で寝てくれたら楽です。寝かせ付けに時間がかかるとなおさらそう思います。自分で自分の首を絞めている、と思う時もあります。でも、嫌でも子供達はいつか親の元から巣立って行きます。親の温もりを感じながら眠りにつく期間なんて、人生の中でほんの一瞬の期間です。そう思うと、泣かせてまで1人で寝かせ付ける意味ってあるのかなぁ。自分から言い出すまで待ってもいいんじゃないかなぁなんて思うんです。

 

とは言いながらも、もうすぐ8歳の長男君が夜中グルグル動き回って邪魔で邪魔で仕方がない。挙げ句の果てに、次男君の上に足をのせたり、娘ちゃんに乗っかったり。その為に誰かが起きて「ウエーン」なんて鳴き声あげると、「長男君、もうそろそろ1人で寝ておくれ。」と思ってしまうのですが。

 

旦那さんは、日本流の寝かせ付けのお陰で夜もぐっすり寝られるし、色々と恩恵を受けているはずなのに、自分1人寝室から追い出されているので拗ねているんでしょう。男の人っていつまでたっても子供だなぁなんて思いながら、今日も子供達と一緒に眠りにつくのでした。

 

国際結婚していてパートナーと寝かせ付け問題で頭を悩ませている方へ、寝かせ付け問題って結構あるある問題ですよとお伝えすると同時に、海外でも日本流を貫いている人もいますよぉ~ということでした。

 

今日もストレスレスな1日になります様に☆

 

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