ドイツの食文化。実は低カロリーのじゃがいもの意外な使い方や保存方法♪
ドイツの食文化はじゃがいもなくして語れない。
フライドポテト、ポテト・パンケーキ、マッシュ・ポテトにジャーマン・ポテト等挙げればきりがない程ジャガイモ料理が沢山あります。パンまでじゃがいもを入れて焼いてしまうほどです。
そこで今回は、ドイツの食文化じゃがいもに関してまとめてみたいと思います。
じゃがいもに関する豆知識
じゃがいも自体にはほとんど脂肪もないし、低カロリー。でも、食べ方次第では高カロリーになってしまいます。
炭水化物は豊富だけど低カロリー
じゃがいもは炭水化物を豊富に含むので、太る原因としてダイエットには向かない食材と言われていますよ。でも実は、ダイエットの手助けをしてくれる食材です。
それは、
- 豊富な炭水化物→腹持ちが凄く良い
- 豊富な栄養素、でも少ない脂肪分
- 炭水化物のカロリーは脂肪分の半分
というじゃがいもの特性があるから。
そして、じゃがいものカロリーはご飯のカロリーの半分以下!
- 茹でたじゃがいものカロリー: 73Kcal/100g
- ご飯: 168Kcal/100g
栄養素は、
- 78% 水
- 16% 炭水化物
- 2,1% 食物繊維
- 2% タンパク質
- 0,1% 脂肪
- ビタミンC、B1、B2等
薬としてのじゃがいも
健康にもダイエットにも良いジじゃがいもは、薬としてもさらなる効果があります。
じゃがいもの汁
民間療法として、じゃがいもの汁は、
- 胃の痛み
- 胸焼け
- 傷口
- 爛れ(ただれ)
に効果を発揮します。
じゃがいも湿布
じゃがいも湿布は家庭常備薬として使えます。
- 喉の痛み
- 咳
- 耳の痛み
- 蓄膿症
がある場合に、茹でたじゃがいもを布巾で包んで潰し、冷めたら胸元や喉、傷口に貼ると、じゃがいも湿布が常に程よい暖かさを運んでくれて、痛みを和らげてくれます。
ジャガイモの保存方法
明るい場所は避ける
じゃがいもは明るいところで保存すると緑色になってしまうので、暗所で保存します。新聞で包むと、光を避けて、湿気を防いで保存出来るのでより効果的。
数ヶ月保存する場合、室温を5ー10度に保ち、しっかりと空気の入れ替えをし、湿気のある部屋で保存します。
冷凍保存は不向き
じゃがいもは、冷凍保存すると水っぽくなって味が落ちてしまいます。それは、冷凍する事で繊維が壊れて、スカスカになってしまうからです。どうしても冷凍したい場合は、冷凍食品のフライドポテトの様に急速冷凍する必要があります。
じゃがいもの入ったスープや煮物の残りを冷凍すると、解凍後は美味しくなくって食べれない程。お家で急速冷凍は不可能なことを考えると、ジャガイモを含んだ料理を冷凍保存するのは避けた方が良さそうですね。
じゃがいもの毒素 ー 『ソラニン』
じゃがいもは健康に良いだけではありません。
じゃがいもの芽や緑色になったじゃがいもには神経毒素である「ソラニン」が含まれています。「ソラニン」をたくさん摂取すると、嘔吐、下痢、頭痛の原因に。
なので、じゃがいもを料理する時は、じゃがいもの芽と緑になっている箇所をしっかりと切ることが大切です。もし、じゃがいもの大部分が緑になってしまっている時は、思い切って捨ててしまいましょう。特に、免疫機能が弱い子供や老人は食べない方が賢明です。
また、じゃがいもの皮にもソラニンが含まれているので、皮を剥かずに茹でるのは問題です。でも、茹でた後の方が皮が剥きやすい種類もあるので、皮のまま茹でる場合は、食べる前には皮を剥いて食べましょう。
ただ新ジャガの場合は、皮の下に栄養素がたくさん詰まっているので、例外として皮のまま食べても良いみたいですよ。
まとめ
日本では、茹でるか揚げるかしかしないであろうジャガイモ。
パン食文化でもあるドイツに旅行の際は、ちょっと変わった『じゃがいもパン』(Kartoffelnbrot:カルトッフェルンブロート)もお試しを♪ じゃがいもが入っているとは分からないくらい普通のパンですけどね(笑)
また、めちゃくちゃ油っこいけど『りんごソースをかけて食べるじゃがいもホットケーキ(Kartoffelnpuffer mit Apfelmus: カルトッフェルンプッファー ミット アップフェルムース)』もおススメです。KartoffelnpufferはReibekuchen: ライべクーヘンとも呼びます。お祭りでの屋台では必ず目にしますよ〜。
ドイツに来たら、日本ではなかなか食べられないじゃがいも料理を是非堪能して下さい♪
今日もストレスレスな1日になります様に☆