ドイツのお誕生日会。寒い冬にはケーゲルがおススメです。
毎年、秋休み中にお誕生日を迎える長男君。
暖かい時期なら、お庭でプールパーティとか宝探しとかしながらお誕生日会ができるのですが、お天気も怪しいそして徐々に寒くなる10月くらいからのお誕生日会は、何をしようかと毎年頭を悩ませます。
そして、今年は楽をしようとケーゲルでお祝いをしたんですが、そもそもケーゲルって何?と思い少し調べてみたので、今回は遊び方と一緒に簡単にまとめてみたいと思います。
ケーゲルとは
ケーゲル(Kegel)とは、ドイツ語で円錐という意味。ピンの形から生まれた言葉らしいです。そして、ケーゲルはボーリングの元祖と言われています。
ケーゲルは、とても歴史の長いスポーツで、古代エジプト人も既にケーゲルの様な遊びをしていたとされています。中世には、賭けケーゲルが横行し、喧嘩やアルコールの大量摂取の原因となり、一時期禁止されていました。その為、北米に移民したヨーロッパ人がケーゲルの代わりとなるボーリングを発明したのです。
1768年にはケーゲルのルールが設定され、球を投げる時に線から踏み出してはいけないなどの一部のルールは現在も引き継がれています。現在は、ケーゲル協会が今後ケーゲルの後見者がいなくなってしまうと警鐘を鳴らしていますが、余暇やパーティーで楽しむファンは今も多くいる様です。
ケーゲルとボーリングの3つの違い
ピンの数
- ケーゲル: 9本
- ボーリング: 10本
ピンの並べ方
- ケーゲル: 菱形
- ボーリング: 三角形
球
- ケーゲル: ボールに穴が開いていない。
- ボーリング: ボールに3つの穴が開いている。
そして、ケーゲルのピンの上部にはなぜか紐がついていて、倒れたピンはこの紐を機械で引き上げて立て直されます。
子供達と楽しむケーゲルの遊び方
(恐らくこちらの機械を使うと、ボーリングの様に倒したピン数を自動計算してくれる?)
- グループを構成します。順番に球を投げ、倒したピンの合計数が100になったグループが勝利。でも、ゾロ目(11、22、33、44、55、66、77、88、99)になったらゼロからまたスタート。例えば、これまで倒したピンが50の場合、次に5本のピンを倒すと倒したピンの合計数が55となりゼロに逆戻りです。
- 全員が球を投げます。1番ピンを多く倒した子供がキツネになります。その他の子供は、キツネを追いかける猟師。キツネが2回球を投げます。倒した合計のピン数を、猟師が追いかけます。猟師の子供達は順番に球を投げます。例えば、キツネが5ピンと4ピン倒しました。キツネが倒したピン数の合計は9。猟師が4ピン倒します。次にキツネが1ピン倒します。猟師が7ピン倒します。キツネが倒したピン数の合計は10ピン。猟師が倒したピン数の合計は11ピン。猟師が勝利となり、ゲームオーバーです。
これらのゲームをしようと思っていたけれど、前記事でも記載の通り(ご参照:【7歳お誕生日】ボーリングの元祖 ケーゲルでお祝いしました。 - 殿姫殿5人家族)投げて倒すだけで楽しかった様でできませんでした。
ボーリングでも応用できますね!
ケーゲルバーンを予約する際は
念の為
- 子供のお誕生日会をしても良いか
- お誕生日ケーキやおやつの持ち込みは可能か否か
の確認を!
Kegelbahnはレストランにあるので、流石にジュースや食事類の持ち込みは控えた方が良さそうです。
レストランでお祝いすれば、食事などの準備もいらないし、お家の装飾も必要なし。
ドイツのお誕生日会は、海賊とかアナと雪の女王とかモットーをテーマに開催されるのが常で、ママは準備に追われ、お誕生日会の後はほとほと疲れてしまうんですよね。
でも、レストランでケーゲル大会だとケーキだけ準備すればおっけー。
後はレストランで子供達を見守っていれば良いだけなので、少し楽ができますよ~。
ボールが少し重たいので、年長さんくらいからならできるんじゃないかと思います。
「ドイツのお誕生日会って何歳まで開くんだろう?」
「そろそろ長男君は卒業してくれないかなぁ」
と願ってやまない母でした。
今日もストレスレスな1日になります様に☆