フランス原産「レーヌ・クロード」でなんちゃって梅酒作り♪
ドイツではPflaume(プラム)やZwetschgen(西洋すもも)の季節になりました。
そして先日、いつもの様にマルクトに行くと、緑色の梅のようなものを発見。「これなら梅酒ができるかも!」と思って、早速購入してみました。八百屋さんのおばさんに名前を聞いたら、「レーヌ・クロード」というらしい。
日本の梅とはまた違うようですが、梅酒の作り方でお酒を浸けてみました♪
「レーヌ・クロード」でなんちゃって梅酒作り
材料
- ビン 1,5l用
- レーヌ・クロード (梅) 300g
- Doppelkorn (ホワイトリカー) 540ml
- Weißer Kandis (氷砂糖) 240g
ビンは「ドイツならやっぱりWeckでしょう~。」と思い、唯一アマゾンで売っていた1,5l用のビンをポチ(ウェック(WECK) チューリップシェイプ ガラスキャニスター 1500ml 直径Lサイズ WE738 [並行輸入品])。
それなのに、数日後に「在庫ありませんでした。」の連絡が!公式サイトでも次の納期は2019年春頃となっているので、「怪しいな~…」と思っていたけれど、やっぱり怪しかった…
材料は揃っていたので、急いでスーパー(Real)で購入。調べてみるとイタリア製のしかも日本でも購入できる、ちょっと有名(?)なビン(クアトロスタジオーニ 保存瓶 容量1500ml 約φ11.3×21cm)でした。
作り方(梅酒の作り方通りでやってみました。)
1. ビンを煮沸消毒します。
2. レーヌ・クロードを水で洗います。
3. しっかりと水気を拭き取ります。
4. ヘタ(?)を取り除きます。
5. レーヌ・クロードとKandisを交互に入れていきます。
6. Doppelkornを注ぎます。
7. 蓋をして冷暗所で保存します。
梅酒だと6ヶ月以降から飲む事ができるようなので、6ヶ月待ってみようと思います。
ドイツで揃える梅酒代用材料について
レーヌ・クロード
レーヌ・クロードは、見た目は青梅のようで、色も形もそっくりです。でも実は、フランス原産の果物で、「グリーン・ゲージ」とも呼ばれる青いプラム。ドイツでも生産されているそうですが、あまり甘くない(?)とマルクトのおばさんが言っていました。
名前の由来は、ルネサンス期のフランス国王フランソワ一世の妃、クロード王妃からきているのだそうです。とても慈悲深く、国民から愛されていた彼女が好んで食べていたことからレーヌ・クロードと名付けられたのだとか。
熟しても色は緑色のまま。酸味が特徴とあるのは、恐らく熟していないレーヌ・クロード。なので、熟していないものはやはり硬くて甘さもあまりなく、美味しいとは言えないです。でも、熟したレーヌ・クロードは、香りも良くてとても甘くて美味です。
お酒作りには熟し過ぎていると潰れてしまうと思い、少し硬めのレーヌ・クロードを使いました。ちなみに、硬いレーヌ・クロードは冷蔵庫に入れたままでも熟していました。
ホワイトリカー
梅酒作りにはホワイトリカーが使われます。このホワイトリカーとは、風味のついていないお酒のこと。ドイツでは、穀物を元に作られ、風味がついていないKornと呼ばれるお酒で代用できます。他にもウイスキー、ウオッカ、ラム等で代用できるようです。
アルコール度数35度以上ならどんなお酒でも大丈夫
ホワイトリカーが入手できないドイツ。アルコール度数が35度以下だと、
- カビが生える危険性
- 梅の成分が抽出されず、熟成が進みにくい
という注意点があるので、とにかくアルコール度数35度以上のお酒だと問題ないようです。それでも、アルコール度数35度以下のお酒を使う時は、梅が乾燥しないように毎日よくかき混ぜることが必要です。
私はウオッカで代用している梅酒作りをよく見かけたんですが、焼酎、しかも麦焼酎が実は一番美味しくできると目にしたので、ホワイトリカーも麦焼酎も入手できないドイツでは穀物で作られるKorn(アルコール度数32度)、しかもアルコール度数が35度以上のライ麦と麦芽で作られたDoppelkornで代用することにしました。
氷砂糖
日本でいうコーヒーシュガー(氷砂糖の茶色いバージョン)はドイツでも入手できるので、仕方なくこちらで代用しようと思っていたら、スーパー(Rewe、最近はAldiでも購入出来るようです)でWeißer Kandisを発見。氷砂糖とおそらく同じはずなので、こちらを購入。
ちなみに氷砂糖を使う理由は、
- 砂糖としてのショ純度が高く(雑味が少なく)、スッキリとした甘みで素材の風味を引き立てる
- ゆっくり溶けるので、梅の成分がしみだしてくる速度とバランスが良い
かららしいです。
最後に
妊娠→出産→授乳を繰り返しているので、約4年間アルコールは飲んでいません。若い頃から特に呑んべいでもなかったけれど、時折無性にワインやカクテルを飲みたくなる時があります。
次男君の授乳が終われば、気兼ねなくアルコールが飲める。最後の授乳とあって今回は初めて卒乳を目指しているけれど、お酒が出来上がる半年後には卒乳してくれているかなぁ…
何はともあれ、半年後の出来上がりが楽しみです♪
今日もストレスレスな1日になります様に☆