ETIAS導入に伴い必ず出てくるシェンゲン協定や協定加盟国って何?
2021年に導入予定のETIAS。
ETIASについての情報を調べていると必ず、シェンゲン協定やシェンゲン協定加盟国・シェンゲン圏内、シェンゲンビザ等、『シェンゲン』という言葉が飛び交います。そこで今回は、シェンゲン協定に関する情報を簡単にまとめてみました。
シェンゲン協定とは?
分かりやすく言うと、
国境でのパスポートコントロールなしにシェンゲン協定加盟国の行き来を許可する協定。
シェンゲン協定加盟国間の入国・出国に対して、国境検査を撤廃することに合意したものです。
シェンゲン圏へ入国・出国の際は、パスポートコントロールを受けますが、一度シェンゲン圏内へ入ると圏内の国境を超える際にはコントロールを受けずに移動ができます。
シェンゲンビザって?
観光・商用・知人訪問などを目的とする180日以内で最長90日までの短期滞在において、シェンゲン圏内の移動を自由にできるビザ。こちらは、渡航にビザが必要な国籍を有する人(例えば中国、インドなど)に有効です。
日本の様にビザ免除協定が結ばれている国の国籍を有する人は(現在61カ国)、180日の期間内で90日以内の短期滞在であれば、パスポートさえ持っていればシェンゲン加盟国へ渡航ができ、またシェンゲン圏内を自由に移動できるのです。
ただし、90日の滞在期間であっても、その期間での就労・就学は許されていません。
シェンゲン協定加盟国 (26カ国)
1995年にシェンゲン圏として定められた国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン
**アイスランド、スイス、ノルウェー、リヒテンシュタインは、非EU加盟国です。
非シェンゲン協定加盟国
- イギリス、アイルランド:シェンゲン協定から脱退
- キプロス、ブルガリア、ルーマニア、クロアチア:シェンゲン協定に加盟予定
渡航する前に、大使館のHPにて短期ビザの必要か否か確認要!
まとめ
EU加盟国にシェンゲン協定加盟国などなど。どこの国がどの協定に加盟しているのか、どの協定や規定がどのように関ってくるのか、頭の中で整理するのが大変ですね。
シェンゲン協定のお陰で、パスポートコントロールなしにヨーロッパのほとんどの国を旅行できるのは、本当に楽で嬉しい事ですね。車を1時間も走らせるとオランダやベルギーに行ける地域に住んでいるので、便利さを特に感じるのかもしれませんが。
今日もストレスレスな1日になります様に☆
⬇︎ご参考下さい。