殿姫殿5人家族

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3児のママのドイツ生活あれこれ日記

ドイツのあるある?シラミ発生事件。シラミの特徴やシラミ駆除の対処法

11月に入って、我が家にも遂にシラミ事件発生。

 

ドイツでは幼稚園や学校でシラミ発生の警告がよく発せられます。シラミ発生の警告を見るたびに、どうか我が家には発生しません様にと願いながら過ごしていたものの、遂に我が家にもシラミが発生してしまいました。トホホ…

 

そんなわけで、シラミについて改めて色々と調べてみたので、今回はあまり口にはしたくはないシラミについてまとめてみたいと思います。

 

シラミは一年中発生し、誰にでも感染する

シラミ発生はプールや合宿、キャンプがある夏に多く発生する事が多く、またドイツでは9月中旬~10月末にも発生しやすいと言われていますが、季節に関係なく、一年中発生します。髪の毛が長くて、友達とのコンタクトが密な女の子の方が男の子より発生しやすく、5~13歳くらいの子供によく発生します。

 

不衛生だから発生するのではなく、誰にでも発生する可能性があるのがシラミです。

 

シラミの発生しやすい場所や特徴

ドイツでシラミ発生

頭皮近く、特に耳の後ろ、首回り、こめかみ辺りに発生しやすいです。我が子も、櫛でといてみると、こめかみ、耳の後ろ辺りで卵が取れた様な気がします。(実際、フケなのかシラミの卵なのか見分けがつきにくいんですが…)

 

シラミの卵は水では解けない成分で髪の毛にくっついていて、手で払っただけでは取れません。また、シャワーを浴びても取れません。

 

シラミの幼虫が卵の中でまだ生きている場合は、卵は少し暗くて茶色っぽく、頭皮近くにいます。ですが、頭皮近くでしか、幼虫は卵の中で成長できません。なので、頭皮から1cm以上離れている卵は空っぽで、寄生・感染する危険性はありません。

 

シラミの成虫と卵は、頭皮もしくは頭皮近くで血を吸わないと死んでしまいます。幼虫は頭皮にくっつかず、頭皮から血を吸わずにいると、2~3時間後には弱って感染性はなくなり、2日後には死んでしまいます。

 

また、シラミは人間の頭皮から血を吸っていきているので、動物から感染する事はありません。

 

シラミのメスは、1日に5~10個の卵を産みます。生命期間は約30日間なので、発見せずにいるとどれだけの卵が頭皮にくっついてしまうのか、想像するだけでも恐ろしいですね。

 

大切なのは頭からシラミをなくす事

シラミは頭と頭の接触で感染します。

クッションや、帽子などで感染する事は少ないと言われています。

 

シラミが発生した1000人の子供の帽子を確認したところ、帽子からはシラミは一匹も発見されず、唯一、大量にシラミが発生していた子供の枕にだけ少しシラミが発見されたそうです。なので、しらみを発見したら、まずやらなければいけない事は、シラミシャンプーやシラミ用櫛を使ってシラミとシラミの卵を頭から駆除する事。

 

痒みはあるの?

ドイツでシラミ発生

シラミが発生したら頭が痒くなると言われますが、これはシラミの唾液に対するアレルギー反応で、すぐに痒みが発生するとは限りません。発生してから4~6週間後、もしくは繰り返しシラミが発生している子供に痒みが発生する事が多いようです。

 

シラミ発生前に、「そういえばよく子供が頭を痒がっていたな~。」とかあるみたいですが、我が子供達も特に痒がっていなかった様に思います。

 

シラミ探しはどうやってするの?

手で探すと6%の子供にしか見つからなかったシラミが、シラミ専用の櫛で探すとなんと25%の子供にシラミが見つかったというデータがあるそうです。なので、シラミ専用の櫛で確認することが賢明です。

 

幼稚園や学校でシラミ発生の連絡があったり、お友達に発生した場合は、すぐに子供の頭を確認する事が大切です。我が家も今回は小学校で発生したという連絡を受けて確認をしたんですが、娘ちゃんの頭にいる事は目で確認できましたが、長男君の頭は目で見るだけでは確認できませんでした。シラミ専用櫛でといて、引っかかってきたので、「長男君の頭にもいたんだ〜!ウゲ〜!!」となりました。

 

シラミ駆除はどうするの?

 

頭皮からの駆除

①シラミ用シャンプーで駆除

ドイツでシラミ発生

(左がDimeticonen含有シャンプー。右がケミカルな成分は含有されていないエッセンシャル・オイルのみ含有の自然派スプレー。3回目はこちらを使用。)

 

シラミシャンプーは薬局で売っています。

シラミ専用櫛を伴用する事で、シラミとシラミの卵を駆除する事が出来ました。

 

成分ですが、殺虫剤と同じ成分であるPremethrin, Phenotrin, Malathion, Carbamate, Pyrethrineを含むシャンプーはシラミの神経を破壊して成虫を殺します。成虫はほぼ100%殺されますが、卵は生き残る可能性があります。なので、効果は薄いとされています。また、2007年には国立感染症研究所がピレスロイド成分に対して抵抗遺伝子を持つシラミを確認したと発表しているようです。

 

一方、Dimeticonenを含むシャンプーは駆除効果が高い上、健康上にも問題はなく、科学的に効果を発揮します。シラミの呼吸器を閉じて窒息させる事でシラミを殺し、また卵もきちんと殺してくれます。

 

卵の孵化期間は、7〜10日。

なので、シャンプーは7~9日後と念の為15日後の計3回する事で完全駆除!

 

②シラミ用櫛を使って駆除

  • シャンプーで頭を洗い、リンスをつけます。

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  • 普段の櫛で髪の毛をときます。

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  • シラミ用櫛で、頭皮から毛先まで髪の毛をときます。

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  • 髪の毛をとく度にシラミがあるかをチェックし、シラミを落としてから、また髪の毛をときます。

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  • 全体的に終われば、もう一度髪の毛を洗います。

 

この工程を3日毎に繰り返し、4回シラミが見つからないまで続けます。

 

リンスをつけるのは、髪の毛をサラサラにして櫛を通しやすくする為。でも、乾燥した状態の髪の毛に櫛を通す方が、シラミが取れやすいとも言われます。サラサラしていると、シラミの卵が櫛に引っかかってくれないというデメリットがある様です。シラミ用櫛は、髪の毛が絡まっていると髪の毛が通らず、髪の毛が引っ張られて痛い原因にもなるので、普段の櫛で髪の毛をといてから専用櫛で駆除するのが良いですね。

 

また、シラミ用専用櫛は、シャンプーに付属されているプラスティック製の物よりもメタルの方が目が詰まっていて取りやすいです。Nit Picker Freeはドイツでも入手できました!

 

最後にシラミ用専用櫛は、使用後熱湯処理します。


対処を怠ると、シラミの発生を何度も繰り返してしまいます。発生したら2週間ほどはシラミ対策に追われますが、繰り返しの発生を防ぐためにも、きちんと対処したいですね。

 

ぬいぐるみや枕などの洗濯は必要?

ドイツでシラミ発生

上述のように、シラミは頭皮から血を吸って生き延びています。なので、頭皮から落ちると生き続けられず、感染力もなくなります。なので、布団シーツや枕カバーなどから感染する事は稀なので、家にあるありとあらゆる物を洗濯する必要はありません。けれども、やっぱり洗濯したりして駆除したい気持ちになりますよね。

 

その場合は、洗濯できるものは

 

  • 60度以上で洗濯
  • 15分以上乾燥機にかける

 

ことで、シラミは死にます。シラミは熱に弱く、55度以上で死んでしまうようです。

 

また寒さにも弱いので、ぬいぐるみやお人形などのおもちゃは、

 

  • 冷凍庫に入れる。(ー18度以下)

 

事で、シラミは死にます。

 

ドイツのサイトでは、『ぬいぐるみ等をプラスティック袋に入れて3日間放置する』とよく見かけますが、この対処でシラミを駆除できるという根拠はないようです。恐らくこの対処は、シラミは頭皮から落ちると約24時間で死んでしまう為、袋に入れて触れないようにするという対応で、シラミ駆除ができるという事なのでしょう。

 

まとめ

正直、以前の私は、シラミ発生は不衛生だからという偏見をなんとなく持っていました。そして、どうしてドイツではシラミ発生がこんなに多いのだろうと、不思議に思っていました。でも、日本でも口にしないだけでよく発生しているようですね。

 

シラミと聞くと、私のように『不衛生』という文字が頭に浮かぶ人も多いはず。でも、シラミ発生は不衛生とは全く関係がありません。毎日洗髪していても、どれだけ清潔にしていても、誰にでも感染する可能性のあるものです。(実際、我が家も毎日洗濯しているし、一応掃除機も定期的にかけているし、潔癖ではないにしろ不衛生な生活はしていません。)

 

なので、大切な事はシラミを発見したら、すぐに幼稚園や学校、友達などに連絡を入れる事

 

ドイツでは、感染拡大を防ぐ為に幼稚園や学校への連絡は義務とされています。昔は、小児科を受診して許可を得なければ学校に行けなかったようですが、最近は薬局でシラミシャンプーが買えるようになっているからか、頭皮のシラミ駆除対応をすると12時間後には学校に通って良いと言われました。

 

まだまだドイツでも世間体を気にしてきちんと連絡をしない人が多いようですが、感染を防ぐ為にも、きちんと連絡を入れたいものですね。

 

私は幼稚園、学校、仲の良いお友達にも連絡を入れましたが、この国の方達はシラミ発生に慣れているのか、「全然問題ないよ~」「自分も子供の時によくあったよ~」という反応で、嫌な顔はされずホッとしました。(内心は分かりませんが…) 日本人のお友達も「ドイツのあるあるだー。」「遂にやっちゃったか〜。」という様な反応で、経験済みの人も多かったです。

 

シラミ発生。今でも思い出すと、気持ちが悪くて背筋がゾク~としてしまいますが、見つけた時にはきちんと連絡を入れて、きちんと対応出来るといいですね。(発生しないのが1番ですが…)

 

シラミが発生すると2週間は対応に追われるので、なかなか大変です。特に頭からシャワーを浴びられない娘ちゃんはいつも以上に大泣きで、本当に手を焼きました。なので、これが我が家では最初で最後のシラミ発生だと願いながら…

 

なんだかシラミのエキスパートになった気分の母でした。

 

今日もストレスレスな1日になります様に☆