殿姫殿5人家族

ドイツで殿姫殿5人家族

ドイツで子育て・親育て

野菜嫌いな子供にとったたったひとつの対策

超偏食だった娘ちゃん。

 

去年の夏に日本に帰国した後、成長したのか、心変わりしたのか、急に野菜も食べる様になり、とにかくなんでも食べる様になりました。「あー、これで偏食ともおさらば~。」なんて喜んでいたのも束の間。2、3ヶ月もするとまた急に何も食べなくなりました。

 

強制しても食べない物は食べないし、こういう時期もあるのかなぁ、なんて気楽に考えていたのですが、なんと酷い便秘に悩まされる様に。偏食でもとりあえずはちゃんと出ていたのに、一度痛かった事が原因で、そこから出さない努力(?)をする様になり…

 

何日も出ない・出さないもんだから、出るって時にはもう硬くなっていて、お尻が痛くって大泣き。その泣き方は、家の中から聞こえてくる娘ちゃんの泣き声を聞いた通行人は恐らく「虐待!?」って思ってしまうほど。どうにかしないと!と思ってとった対策は、「おやつ断ち」。

 

小児科受診

子供の野菜嫌い克服方法

自然療法をうたっている小児科なのに…

血便も始めたので、まずはかかりつけの小児科へ。

 

痔になっていないか確認したかっただけなのに、痔に関してはササっと診て終了。なるべくお薬には頼らず、自然に治したいと思っていた私は、下剤の処方箋を与えて終わりの小児科医に納得いかず。「子供用だし、長期間服用しても大丈夫。」とはいうものの、溜まったウンチを柔らかくするので、いつもよおすか分からない。

 

小児科の先生は、「その期間だけオムツ履かせれば良いのよ。」なんて気楽に言うけれど、オムツを履いて幼稚園に行ってくれるとは思えず…ただでさえ、幼稚園があまり好きではないのに、そこに下痢問題が起こるとますます通ってくれなくなる。と思い、他の小児科を受診することに。

 

幼稚園の先生に勧められた小児科だったけど…

次に受診したのは、超自然派の小児科の先生。

 

最近はしかが流行ったりして、予防接種が幼稚園の入園の条件になるなんて言われているドイツ。そんな予防接種強制の流れの中でも、予防接種を親の決断に任せ、決して親に強制したり、受診する様に説得を試みたりすることのない小児科医。

 

なので、「自然派なんだろうな〜。良いかも〜。」と思って受診したけど、がっかり。診察もせず、娘ちゃんの体格を見ただけで、「偏食でお野菜も食べないのに、お菓子は食べてるでしょ?」「痩せこけてないから、ぽっちゃりしているから、数日何にも食べなくても大丈夫。お菓子をやめなさい。パンもご飯もダメ。食べるなら、全粒粉パンか玄米」と言われました。痔の話もしたのに、お尻を診ることなんて当然なく…

 

そして私は、「栄養アドバイスを受ける様に」「美味しい野菜レシピが沢山あるわよ。」と言われました。そっかぁ、なんて一瞬思って栄養アドバイスを受ける為のアポも取ったけど、よくよく考えてみたら、ちょっとおかしい。

 

確かに、娘ちゃんは偏食でパンかお米しか食べないけど、お菓子を大量には食べてはいない。これでもか!って言うくらい食べる子供の姿を知っているので、その姿に比べると娘ちゃんが食べる量なんて可愛いもの。それでもポッチャリなのは、4010gで生まれたその名残。赤ちゃんの時からぽっちゃりで、お菓子が原因で今もぽっちゃりなんじゃない…そんなことも知らずに、見た目だけで判断する先生。

 

さらに、私は栄養を考えないで料理をしているわけではない。いやむしろ、めちゃくちゃ考えているし、お野菜も沢山摂れる様にと日頃から心得ている。

 

なのに、この診察!?と思い、栄養アドバイスを受ける為のアポはキャンセルしてしまいました。その先生、超ベジタリアンでお肉は一切食べず、卵も乳製品も摂らないビーガンだったので、「お肉も食べないんです。」と相談しても、「食べなくて良いわよ。」としか言ってもらえなかったんですよね(笑)

 

偏食の子供にとったたった1つの対策は「おやつ断ち」

野菜嫌いに子供のとった対策 おやつ断ち

ビーガン小児科の先生の言葉には一理ある。

 

ほんのちょっととはいうものの、お菓子は食べるのに野菜やお肉は食べない。食べるものといえば、パンやご飯の炭水化物のみ。やっぱり、それはおかしいよなぁ。と思ってとった対策が、お野菜が食べれる様になるまでは一切おやつを与えない「おやつ断ち」。そして、これがすっごい効果あり!!

 

やり方は、「ちゃんとお野菜・ご飯が食べられるようになるまで、おやつはなしね。」と言い聞かせ、突然「おやつ断ち」を開始しました。もちろん、幼稚園から帰ってきたら夕食までの間にお腹を空かせるので、「お腹空いた~。」と言えば、前夜の残り物を温めて食べさせたり(わざわざ取っておきました)、りんごやバナナなどの果物や、ナチュラルヨーグルトを食べさせたり。

 

1週間も経てば、幼稚園から帰ってきたら、文句を言わずにまずはお野菜たっぷりな早めの夕食を食べるようになりました。一番ピークの時は幼稚園のお昼ご飯もほとんど食べなかったので、必ずお腹が空いているというのも、食べるきっかけとなったのかもしれません。そこから、徐々におやつも復活。そして、まずは健康なきちんとした食事をとってからおやつを食べる、という習慣づけができました。おやつといっても果物の時も多々あります。

 

いつの頃からか、そういう事をしなくても、夕食の時間にはお野菜も食べるようになり、偏食とともに便秘も少し改善されるようになって、「おやつ断ち」効果を実感したのでした。相変わらず、お肉や魚はほとんど食べてくれませんが…

 

まとめ

超偏食・野菜嫌いの子供に効いた対策は「おやつ断ち」。

 

究極の対策をとったのが、娘ちゃんが3歳8ヶ月頃だったので、段々とこちらが言っている事も理解できるようになるお年頃。「おやつ欲しい〜!!」とどれだけ泣き叫んで訴えられても、ママ・パパが忍耐強く根負けせず、一貫とした態度で臨めば、必ず偏食克服の近道になると思います。

 

子供がお菓子を食べたいがために、嫌いだった物を「食べてみようかな。」という最初の一歩を踏み出した時には、優しく見守ってあげて下さい。食べられなくても、その気持ちを褒めてあげる事で、また「食べてみよう。」という気持ちになるはずです。そして、少しずつ食べられる物が増えていくはずです。

 

娘ちゃんも沢山お野菜を食べるようになったといっても、食べないお野菜は沢山あります。絶対に食べられないという物は仕方がない。そこは無理強いせず、受け入れるようにしています。

 

その代わり、野菜スープに忍ばせたり、チャーハンの具として入れてみたり。本人は気づいていないけど、いろんな種類のお野菜を食べられるようになりました。先日、マッシュルームを細かく刻んでチャーハンに混ぜ込んでみたら、日頃キノコが嫌いな娘ちゃんが、「小さいキノコは好き~。」なんて言ってくれるようにもなりました。(分からないように忍び込ませたつもりがバレていました 笑。)

 

食べないから食卓に出さないをしていると、野菜の種類も名前も分からなくなる。そして、当然口にする事も、口にするチャンスすらもなくなる。なので、日頃から色んなお料理に色んな種類のお野菜を使い、根気よく食卓に並べる事も、偏食を治すのには大切な事なのかなぁ、と思います。

 

偏食のお子さんをお持ちのママ・パパに、少しでも参考になれば嬉しいです。1週間の「おやつ断ち」でも効果が現れると思います。一度試してみて下さい♪

 

今日もストレスレスな1日になります様に☆

 

 

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