【妊娠中・産後】実践!喉のイガイガに「大根ハチミツ」 〜作り方・保存方法・効能〜
まだまだ風邪が大流行りですね。
ドイツは何十年ぶりかの寒波らしく、子供達を送りに行った朝はマイナス8度でした。
我が家でも風邪が大流行り。家族全員が順繰りで引いてますが、幸い私だけは引かずに堪えています。でも最近すごく乾燥しているせいか、風邪の兆候なのか、喉がイガイガする様な気がします。そこで知ったのが「大根ハチミツ」。
一体何?と思って、実際に調べて作って飲んでみました!
「大根ハチミツ」に関する豆知識
「大根ハチミツ」って何?
江戸時代に民間療法の風邪薬として用いられた、大根をはちみつに漬けたシロップ
作り方
- 大根を5mm〜1cm程度の角切りにする。
- 大根を保存容器・タッパーに入れ、大根がひたひたに浸かるくらいまでハチミツを注ぐ。
- 蓋をして、3〜4時間程冷暗所に保管し、大根が浮いてきたら出来上がり。
備考
- 大根は細かく切る事で成分もより多く溶け出すので、細かく切る方が良い。しかし、細か過ぎると大根特有の匂いが出るので注意。
- 大根の皮に近い所が栄養豊富なので、皮付きのまま漬けるのが良い。
- ハチミツはビン入りを使いましたが、容器によってはチューブ入りがお勧め。
保存方法
- 保存は必ず冷蔵庫でする事。
- あまり日持ちはしないので、2〜3日で使い切る様にする事。
- 大根を入れたままにしておくと、苦味が出てくるので取り出して保存すると良い。
飲み方
- そのまま飲む
- お湯や水・炭酸水と割って
- レモン汁を入れて
- 紅茶に入れて
- 牛乳・ヨーグルトに混ぜて
- 生姜湯に入れて飲むと効果アップ
なぜ大根なの?
- 大根に豊富に含まれる有効成分「イソチオシアネート」が殺菌作用を発揮し、のどに炎症を起こしている細菌を殺してくれるから。
「イソチオシアネート」って何?
- 大根の辛み成分
- 「イソチオシアネート」は、カラシやワサビ、またキャベツ、ブロッコリー、白菜やカブなどのアブラナ科の野菜に多く含まれている。
- 大根の「イソチオシアネート」は初めから大根の中にはない。おろしたり切ったりする事で細胞が壊れ、「グルコシノレート」と「ミロシナーゼ」という酵素が化学反応を起こし「イソチオシアネート」になる。
- 熱や空気に弱いので、殺菌効果を期待するなら生食する事が必要になる。
イソチオシアネートの作用
- 解毒作用
- 殺菌作用
- 抗炎症作用
イソチオシアネートの効果
- 食中毒予防
- 発がん抑制
- 血液サラサラ効果で血栓予防
- 消化促進
- 抗酸化作用により美肌やアンチエイジング
なぜハチミツなの?
- ハチミツに含まれる成分「グルコン酸」とハチミツが空気中の水分を吸う事で発生する「過酸化水素(オキシドール)」に殺菌作用があるから。
ハチミツの強烈な殺菌力を示す記録
エジプトのピラミッドから発掘された3千年前のハチミツが、全く変質していなかった!!
グルコン酸って何?
- 殺菌消毒作用があり、医療現場で傷口の消毒や医療用具の消毒に使用されている物質。
- 腸内のビフィズス菌を増やしてくれる唯一の有機酸。
過酸化水素(オキシドール)って何?
- 殺菌力があり、医療現場で消毒剤として使われている物質。
- 漂白剤、カラーリング剤にも使用されている。
殺菌・解毒作用のある少し辛い大根と殺菌消毒作用のある甘いハチミツをタッグさせる事で、喉越しを良くし、相乗効果を発揮して、喉の痛みを和らげてくれるわけです。
注意点
ハチミツに含まれる「ボツリヌス菌」によって、乳児ボツリヌス症を引き起こし、死亡につながるリスクがあります。なので、1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えないで下さい!
まとめ
- そのまま飲む
- レモンソーダ割り
- 生姜湯
で飲んでみました。どの飲み方でも、飲んだ後は喉のイガイガがなくなった気がします!!!
1番効果があるだろうなと思ったのは「生姜湯」。生姜の量が多かったのかもしれませんが、生姜の辛みと大根の辛みで「効いてるーーーーー!!!」という感じでした。
妊娠中や授乳中は薬の服用は避けたいもの。「喉の痛みをどうにかしたい!でも薬は飲みたくない!!」と思う方は、『大根ハチミツ』を是非一度試してみて下さい♪
今日もストレスレスな1日になります様に☆