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【行事】イースターのシンボルが『たまご』と『うさぎ』な3つの理由

イースターの時期になると、ドイツのスーパーにはイースター用のチョコレートがズラリと並びます。

 

先日の記事『【行事】イースターって何?イースターの過ごし方は? - 殿姫殿5人家族』でご紹介した「イースターエッグハント」。子供達が首を長くしてイースターを待つ理由の1つです。

 

イースターの日曜日の朝。子供達は起きるとすぐにお庭やリビングに行き、隠された卵を探し回ります。この卵を運んでくるのが、イースターバニー(Osterhase/オースターハーゼ)!そう、うさぎです。 

 

どうしてたまご? そして、どうしてうさぎ?
という事で、今回は、イースターのシンボルである『たまご』と『うさぎ』についてまとめてみたいと思います。

 

イースターのシンボル、『たまご』と『うさぎ』

キリスト教国家でイエス・キリストの復活を祝うイースター。

それなのに、何故たまごやうさぎがシンボルとされているのでしょうか?

 

子供に分かりやすいものから、時代の背景に則したものまで、色々と説がある様です。

 

イースターのシンボルが『たまご』な3つの理由

イースターのシンボルたまごとうさぎ

 

キリストの復活を象徴する『たまご』

ひよこは、たまごの殻を破ってピョコッと顔を出します。

また、たまごを食べるときは、必ず殻を割ってから食べます。

 

これらの事が、イエス・キリストがお墓を突き破って生命を取り戻し、復活した事を象徴しているのです。そして、たまごは永遠の生命・復活の象徴としてイースターのシンボルになりました。

 

断食期間が終了するイースターに再び食することができる『たまご』

イースターの準備期間、カーニバルの時期から始まる40日間の断食と関連があるようです。

キリスト教国家では、イースターから数えて40日前から、肉、牛乳、バター、チーズそしてたまご料理などの断食が始まります。晴れて断食期間が終了するイースターには再びたまごを食べることが出来る、という事からたまごがイースターのシンボルになりました。

 

地代の納付に『たまご』

たまごをプレゼントし、たまごを隠し、たまごを見つける。

 

物資で地代を納めていた時代、地代納付期限はイースターでした。

この地代を、断食期間の間に貯まったたまごで納めた、という背景からたまごがイースターのシンボルになりました。

 

イースターのシンボルが『うさぎ』な3つの理由 

イースターのシンボルたまごとうさぎ

『春』をイメージさせる『うさぎ』

「新しい生命」「春の到来」のシンボルであるうさぎ。

「春の行事」であるイースター。

 

「春」という事をイメージさせるうさぎが、「春の行事」であるイースターのシンボルになりました。

 

うさぎは、多くの国で「春の到来」を意味します。
春は冬眠から動物が目覚めたり、新しい生命が誕生したりと繁殖期ですね。
そして、色とりどりの花が咲き、新緑がまぶしくなる季節。
そんな時にピョンピョン飛び跳ねて顔を出すのがうさぎ。

 

イースターは、毎年日にちが変わるといえど、春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日の事なので「春の行事」。

 

ドイツでは、春になり暖かくなると、至る所で野うさぎがピョンピョン飛んでいます。
お庭で見かけると、春が来たんだな〜とのほほん気分になるんですが、イースターとも関連があるとは!

 

キリストを思い出させる『うさぎ』

うさぎは「まぶたがないので眠らない」と言われています。

この伝えが、永眠せずに復活したイエス・キリストを思い出させるとされ、イースターのシンボルになりました。

 

地代の納付に『うさぎ』

たまごと同様、物資で地代を納めていた時代と関連がある様です。

イースターに地代をうさぎで納めたという背景から、うさぎがイースターのシンボルになりました。

 

話は逸れてしまいますが、冬はうさぎを見かけないので冬眠しているのかと思っていました。でも本当は、うさぎは冬眠しないんですね。

 

どうして『うさぎ』が『たまご』を運んでくるの?

イースターのシンボルたまごとうさぎ

うさぎはたまごを産まないのに、イースターには何故うさぎがたまごを運んでくるのでしょう?

 

それは、一年に何度も出産し多産である『うさぎ』が、豊穣を意味する『たまご』と結びついたとされています。

 

うさぎがたまごを運んでくる姿は、17世紀にスイスの絵本で描写されてから広がりました。その後宗教間での紆余曲折を経て、19世紀にお菓子業界がイースターバニーとして売り出した事から、うさぎはイースターのシンボルとして確立されたのです。

 

まとめ

可愛いうさぎがカラフルなたまごを運んでくる。

色々な説がありますが、子供に分かりやすく説明できると良いですね。

 

ドイツには、うさぎやたまごの他に、子羊や人参、ひよこなどの形をしたチョコレートも売られています。

 

最近は日本でも、イースターに関連するチョコレートが沢山売り出されている様ですね。子供達と一緒に是非一度「イースターエッグハント」を楽しんでみて下さい♪

 

子供達が大はしゃぎして喜ぶこと間違いなし♡

 

今日もストレスレスな1日になります様に☆