夢を見るのは何故?子供が怖い夢を見る原因と対策
2歳児の娘ちゃん。
すっごく怖がりなんです。
何が怖いか私達には分からないんですが、常に何かあると「怖い」「怖い」と言っています。
お庭にいるポッポ(鳩)が怖い。(いないのに…)
大きな音が怖い。(気分がいい時はルンルンで音楽に合わせて踊っているのに…)
観察していると、自分に注目して欲しい時にこの「怖い」を頻繁に言っている事が多い気がします。
なので、そんな時は娘ちゃんの思う通り抱っこでギューをすると落ち着いてくれるんですが。
そんな怖がりな娘ちゃん。
車では日本の童謡CDを聞いているんですが、「ぼくのミックスジュース」が流れました。
↓ご存知ですか?
『ぼくのミックスジュース』
林アキラ・スカッシュ
作詞:五味太郎
作曲:渋谷毅
おはようさんの おおごえと
きらきらきらの おひさまと
それに ゆうべの こわい ゆめ
みんな ミキサーに ぶちこんで
あさは ミックスジュ-ス
ミックスジュ-ス ミックスジュ-ス
こいつを ぐぐっと のみほせば
きょうは いいこと あるかもね
続く
この「こわいゆめ」にめちゃくちゃ反応します。
こわいゆめってなんで?
なんでこわいの?
ゆめってなんで?
ねんねしたらこわいゆめ?なんで?
歌なんてそっちのけで、ひたすら同じ様な質問を繰り返す娘ちゃん。
長男君がたまに悪夢を見て、泣いて起きてしまう時があるんです。
恐らくその話を聞いていて、「夢はねんねの時に見るのか〜」程度は理解しているのかな。
なので、普段は「何で見ちゃうんだろうね〜!?」みたいに結構適当に答えています。
私は夢をほとんど見ないんですが、そもそも夢を見る人と見ない人、怖い夢ってなんで?ということで、夢についてのあれこれを調べてみました!
夢ってなぜ見るの?
夢を見るのは、眠っている間も実は脳が働いているからだそうです。
睡眠は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠という2つの睡眠状態に分けられるって、聞いたことありませんか?
夜になると、1日の疲れを取る為に眠りますよね。
これは、体を休ませるため。
なので、脳も一緒に休んでいるのかと思いますよね。
だけど本当は、脳の一部は眠っている間も起きている時と同じ様に活動している時があるんです。
この睡眠状態をレム睡眠と言って、浅い睡眠状態のことを言うんですね。
そして、その起きている一部の脳がいたずらをして作ったものが夢なんだそうです。
逆に、ノンレム睡眠中は、脳も体と一緒に充分に休息している状態にあると考えられているので、夢はほとんど見ないんですね。
ちなみに、このレム睡眠とノンレム睡眠は、一晩で3〜5回繰り返されるそうで、1セット約70〜110分程度だそうです。成人でレム睡眠は20%、ノンレム睡眠が80%と言われているんだとか。
さらに、科学的に「夢を見る」のは、「記憶の整理をするため」と言われているんだそうです。
夢を見る人と見ない人って何が違うの?
実はみんな、睡眠中には膨大な夢を見ているそうです。
起きた時に覚えている夢の量は1%に過ぎないらしく、ほとんどの夢は目が覚めるまでに忘れてしまうのだそう。
なので、夢をよく見る人と見ない人の違いは、覚えているかいないかの違いということですね。
目覚めた時に思い出す夢はレム睡眠中に見た夢が多く、ノンレム睡眠中に見た夢は目覚めた後もなかなか思い出せないらしいです。
そして、悪夢を見るのは、レム睡眠中に多いんだとか。
子供が怖い夢を見るのは何故?
日常的なストレス
昨今のストレス社会。
子供は色んなことに敏感ですよね。
親の過干渉や未関心
弟や妹ができる
両親の不仲
友達との喧嘩
幼稚園や学校で嫌な出来事があった
勉強でのプレッシャー
など、挙げればきりがないですが、子供は大人が考えている以上に家庭でも幼稚園・学校でもストレスを感じているでしょう。このような日常的なストレス、心の負担は、浅い睡眠の原因になり、悪夢を見る事に繋がるんだそうです。
すべてのストレスを取り除いてあげる事は難しいですが、なるべく子供とのスキンシップを増やし、子供の心に耳を傾けるよう心がける事で、子供達の心が穏やかになってくれると良いですね。
寝る前の悪い生活習慣
寝る前に
テレビを見る
ゲームをする
走り回る
はしゃぐ
などの行動によって脳は刺激を受けてしまうそうです。
その為、寝つきが悪くなるだけではなく、レム睡眠が多くなり、悪夢を見てしまうんだとか。
なぜか子供って寝る前に限って大はしゃぎして興奮状態になりませんか?
いきなり兄弟で鬼ごっこを始めてみたり、ベッドの上でピョンピョン跳ねてみたり。
いくら注意してもやめてくれないんですが、「寝る前は静かに過ごそうね」と言い聞かせをして、読み聞かせ等を通して落ち着いた時間を過ごす事が出来ると良いですね。
寝る前の食事
就寝前に何かを食べる事で脳が活性化したり、体が食事の消化をしようと頑張ってしまうので、睡眠の質が下がり悪夢を見る原因になるんだとか。
特に肉や乳製品(特にチーズ)、アイスクリームやジャンクフードなど脂質の多い食事は、脳波を刺激する食べ物なので安眠が損なわれるそう。
また、香辛料の効いた食べ物は、消化が悪くて体内温度を上げるので、睡眠の質が低下し、悪夢を見てしまうそう。
子供達の食事に香辛料は避けられても、お肉や乳製品(日本ではあんまり食べないですかね)を避けるのって難しいですよね。かと言って、食事の時間を早めるは難しいし、就寝時間を遅くするのも良くない。
あまり気にし過ぎるのもかえって大人のストレスになってしまうので、お野菜を増やして、ヒレ肉やささみ、豆腐や納豆などのなるべく消化に良い物を夕食に出す、っていう風にゆるーく心がけると良いかもしれませんね。
眠りの質を良くするには?
悪夢を見ない為には、眠りの質を良くする必要がありますね。
つまり、脳が充分に休息をして夢をほとんど見ないノンレム睡眠を増やさなければなりません。
どうやったら増やせるんでしょう?
就寝前にリラックス神経と呼ばれる副交感神経を活性化させる事が必要なようです。
その為には寝る前に
ホットミルクなど胃に優しく心を和ませてくれる飲み物を飲む
ぬるめのお湯につかる
脳に刺激となる様な行動は避け、眠くなってから寝る
のが良いのだとか。
パソコンやスマホも、画面から発せられるブルーライトが脳に過剰な刺激を与えて睡眠障害を引き起こすとして、現代病の様に言われていますよね。布団に入る2時間前にはパソコンやスマホの使用は控えた方が良いみたいです。就寝前はできるだけ読書などでリラックスして、良い睡眠が出来る様に心がけたいですね。
靴下を履いて寝て良いの?
靴下を履くことで、寝つきも眠りの質も悪くなるので履かない方が良いようです。
脳や内臓など体の深い部分の体温を「深部体温」と言うらしいんですが、良い睡眠を得るには深部体温を下げることが必要なんですね。
眠りにつくとこの深部体温は約1度下がるようです。
赤ちゃんは眠たくなると、手足が温かくなるってよく耳にしますよね。
これは、深部体温を下げる為。
手足に熱を集めて、体内の熱を放出することで深部体温が下がり入眠準備が始まるのだそう。
靴下を履くことで、この熱の放出がうまくできなくなり深部体温がしっかり低下しないので、快適な睡眠が得られなくなってしまいます。
寝る直前まで靴下を履いて末端の血行を良くし、寝る時は靴下を脱いで寝ることで、スムーズに深部体温が下がり、質の良い睡眠を手に入れられると良いですね。
最近、娘ちゃんが靴下を履いて寝る事を覚えてしまいました。
以前から「寝る時は靴下を脱いだ方が良い」とは聞いた事があったんです。
でも、まぁいいか!と思いながら履かせたまま寝かせてました。
「履きたい」と言う駄々っ子2歳児に「脱ぎなさい」と言って言い聞かせるのは至難の技。
寝静まった時にそーっと脱がせようかな。
まとめ
子供は大人より眠りが浅く、どうしても夢を見る事が多くなってしまう様です。
楽しい夢なら問題ないですが、怖い夢を何度も見てしまうと寝る事自体が怖くなってしまいますよね。
子供が怖い夢を見て起きてしまったら、「早く寝なさい!」と言うのではなく、そっと抱きしめて「大丈夫。ずっと側にいるからね。」と声をかけてあげたいですね。そうする事で、子供も親の愛情・温もりを感じて、安心してまた眠りにつく事が出来るんではないでしょうか。
怖い夢を見た時だけではなく、日頃から沢山の愛情を注いで良好な親子関係を築く事で、子供のストレスを少しでも減らしていけたらな、と思う母です。
今日もストレスレスな1日になります様に☆