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コロナワクチンの予防接種有無で欧州内の人の移動が制限される日も近いかもしれない

12月27日、ドイツ含め欧州域内でコロナワクチン接種が始まった。


今は優先順位をつけて接種をしている段階で、夏頃までには全国民に接種出来る様になるであろうとされている。

 

そんな中、ワクチン接種の義務化についても議論が繰り広げられている。

 

ドイツでの義務化に対する動き

ドイツのバイエルン州首相が、介護関係者の間でワクチン接種を拒否する人が多いということで、「介護関係者等一部の職業について新型コロナウイルスの予防接種を義務化にするべきだ」との発言をして、物議をもたらした。

 

バイエルン州首相といえば、9月開催の総選挙で選ばれるメルケル首相の後任の有力候補者である。


「ついに義務化への議論が開始し始めた…」と不安に駆られたが、その後メディアや他の政治家からも批判が殺到したことに安堵した。

 

EUでの動き



今月に入って、EUは『新型コロナウイルス感染拡大の収束に向けた行動計画に関する文書』を採択。


その中で、EUは加盟国に対して

 

  • 夏までに成人の70%以上がワクチン接種を終える様に勧告
  • 感染力の強い変異種ウイルスの感染拡大防止の為、PCR検査で陽性の人のうち少なくとも5%を対象に遺伝子配列解析を実施する様に勧告

 

そして、ワクチン接種を終えた事を示す域内共通の証明書の発行


などが盛り込まれた。

 

夏までに成人の70%に接種を勧告

3月末までに80歳以上の高齢者と医療・介護関係者の80%以上に接種を完了する事を勧告。


そして、夏までに成人の70%に接種完了を勧告。


これらの勧告は、EUで既に承認を受け、調達契約を結んでいるファイザー・ビオンテックならびにモデルナのワクチンで、EUの人口の80%以上をカバーできるという事実からきているのであろう。


しかしながら、生産の遅れ等で納入は遅れ、予定通りの調達はできていない。そして、2回接種が必要なのに1回しか接種ができていない人も多い。


さらに、そういう状況なので、2回目の接種は遅らせてとりあえず1人でも多くの人に1回目の接種を!などの議論もされている。


メーカーは1回の接種における感染予防については保証はできない、としているにも関わらずである。

 

ワクチン接種を終えた事を証明する域内共通の証明書発行

ギリシャを皮切りに、ポルトガル、マルタ、クロアチア、スペインといった観光業を経済の柱とするEU加盟国の一部が証明書の発行を要請し、接種者には域内移動を可能にする様訴える様になっていた。


現実になるのか?と不安に思っていたところ、12月の時点でWHOが「新型ワクチンの義務化は誤ったもの」「義務化よりもメリットを説明して、接種を勧める方がより良い事だ」と発言していた事をニュースで目にして少しはホッとしていたのに、EUは証明書の発行を行動計画の中に盛り込んだ。


中国寄りのWHOの言う事は怪しい、中国が開発しているワクチンが軌道に乗ったら意見を変えるのだろう等、WHOに対してはネガティブな意見も多数あるが。

 

ドイツでの接種者に対するロックダウン規制緩和の動き

ドイツでも、ワクチン接種者に対しては行動を規制することはできない、自由に行動できる様にするべきだとの議論が始まっている。


レストラン、ホテル、映画館への入店・入館に対しても、各事業者はワクチン接種の証明書の提示を要請する事が可能であり、接種済みの人だけを入店・入館させることも可能であると言う議論もされている。


言いたいことはわかるが、「ワクチンによる他人への感染予防」についてはいまだ判明しておらず、時期早々の議論にしか思えない。

 

航空業界の動き

昨年末に豪カンタス航空は、国際旅客に対して乗機前のワクチン接種を義務付ける方針を明らかにしている。


ルフトハンザも追随か?と思いきや、航空会社が規定するべき立場にはないとして、コロナ接種の義務化は明確に否定。

 

事前の陰性証明もしくは接種証明書の提示を要請することになるであろうとしている。

 

そして、世界中で充分な集団免疫が獲得できたら、これらの証明の必要性はなくなるであろうとしている。

 

まとめ


ドイツの労働法では、雇用主には従業員に対する指揮命令権が存在します。

 

その為、雇用主は従業員に指示を出すことができ、マスクの着用や定期的な手洗いなどを義務付けることができます。

 

そして、従業員もその指示 に従がわなければなりません。


新型コロナワクチンの予防接種の義務化は、ドイツ政府も現時点では否定しているものの、雇用主が従業員に対して予防接種を義務付けることができるか否かは、今後議論されていく事が予想されます。


米国では、民間企業が従業員にワクチンの接種を義務付ける事は法的に認められている様です。


そもそも、義務化云々という前に、

 

  • 承認されているワクチンについて「妊娠中・授乳中の女性ではテストされていない為、充分なデータがない」という事実
  • 第3相臨床試験開始から約3ヶ月しか経過しておらず、長期的な安全性は評価されていないという事実
  • ワクチンで使われるメッセンジャーRNAは、本来であれば体内で短時間で消滅する様になっているにも関わらず、承認されたワクチンではなんらかの方法でこの特性を変えて分解されない様にされており、注射されたメッセンジャーRNAが、体内に半永久的に残る可能性もあり、将来どの様に影響するのかは誰にも分からないという事実
  • コロナが自己免疫疾患を引き起こしやすいかもしれず、人為的に擬似感染を誘導するワクチン接種が、自己免疫疾患を発症させるリスクがあるという事実


等があまりにも軽視されている様で、コロナワクチンの接種にはどうしても肯定的になれません。


コロナワクチンの接種促進キャンペーンを進める為に、否定派・躊躇派を悪とする様なメディアの報道もドイツでは多数見受けられ、安全性ばかりを誇張するメディア報道が、予防接種に対してさらに懐疑的になっている理由でもあります。


散々安全性を訴えた後に、最後に「けれども、長期的な安全性は確認されていない事は否めない」とするのであれば、予防接種への義務化について議論する事や、EUが各国へ夏までに70%や80%といった接種率を要求する事は時期早々なのではないかと思わざる終えません。


EU域内いや世界の人の移動が、コロナワクチンの予防接種有無で制限されるだけではなく、人類救済という名の人類滅亡への道を少しずつ歩んでいるのではないかとも思ったりしてしまいます。

 


と、コロナを通して色々と思いを巡らせています。


それもこれも、恐らく日本ではなく海外に住んでいるから、特に色々と考え込んでしまうのだと思います。

 

子供達も「早くまた日本に行きたい〜」と言う中、次回の帰国もいつできるか分からない状況です。その上、入国や渡航に予防接種義務が課されたらと、ヒヤヒヤしてしまいます。


なんとなく今は、海外に住んでいる事を後悔…


なんて思いも巡らせながら、一日も早く収束する事を願うばかりです。


今日も読んで下さりありがとうございます。

素敵な一日になります様に☆