ドイツのコロナ対策。国民を守ろうとする姿勢を日本にも。
コロナウィルスの影響で、ドイツでも休校宣言が出されて4週間が経ちました。
春休みが終わる来週明けには学校も開校の予定ですが、恐らく開校はされないだろうとも言われています。
そんな中、日本でも緊急事態宣言を出したのに、営業に対して『自粛』要請にとどまる政府の政策をネットニュースで読むたびに、憤りを感じていました。というのも、補償をしたくないが為に『自粛』に留めているのだろう、と思えたからです。
そう思っていると、元大阪府知事の橋下氏がこんな⬇︎発言をされていて、私の思いは的中していたんだと、さらに憤りを感じてしまいました。
そして、緊急事態宣言が出されたにも関わらず、『人で賑わう吉祥寺通り』というニュースを見て、日本の今後について不安を感じてしまいました。
ドイツの現状
ドイツでは、今や生活必需品以外の店は全て閉店。
休校宣言が出されてしばらくの間は、お店、レストラン、美容院等全て開いていたのですが、2週間前から生活必需品を売るスーパーやドラックストアー、ならびに薬局のみ開店して良いことになりました。
そして、飲食業はテイクアウト・デリバリーのみ可能となりました。
なので、外に出るのは基本、生活用品・食料品の買物のみ。
お誕生日があっても、庭の柵の向こうから「おめでとう〜。」のお祝い程度。
ドイツでは一大イベントの1つであるイースター休暇も、祖父母との面会は禁止。
一方で、恐らく一人暮らしの方達を配慮して、自分含め2人、つまり1人の知人・友達との接触は許されています。とはいうものの、スーパーや街中で知人に会って立ち話をしている人達ですら、一定の距離を保って会話をしています。
家族でのお散歩・サイクリングは許されているので、他人とは距離を保って散歩したりサイクリングしている家族は見かけます。
従業員・市民を守ろうとするスーパーでの対策
スーパーやパン屋さんではレジの従業員の健康を守るため、透明ガラスが貼り付けられるようになりました。
スーパーのレジ。
パン屋さんのレジ。
そして、レジの前には1,5mの距離を開けるようにと、1,5m毎にテープが貼られています。
入店人数を制限する為に、セキュリティの方が入口の前に立っているのは当たり前。
入口の前に蛇口を設置して、入店前に手洗いを要請するスーパー。
買物カートの手すりを消毒液で消毒してくれるスーパー。
従業員のみならず、国民全員で感染拡大を防いでいこうという企業の姿勢が見られます。
従業員に対する感謝の意識の高さ
スーパー等ではこの緊急事態にも関わらず通勤し、労働してくれる従業員を讃えるかのように、臨時ボーナスの支給を決定する企業が出てきています。
そして、介護従事者にも臨時ボーナスが支給されるそうです。
また、日本と同様ドイツでも待遇が悪い介護者への待遇を、今後は改善していく方向で話し合っていく様です。
だけど、マスクは未だに普及せず
マスク不足が叫ばれる中、車メーカーやコーヒーメーカー等がマスクの製造を開始したりしているようですが、買物をしていても未だマスクをしている人はあまり見かけません。
ゴム手袋をしている人は沢山いますが、日頃からマスクをかけない国民性からか、人権の自由剥奪になるという観点からか、マスク着用義務も政府からは未だ出されていません。
そもそも、感染予防には意味がないと言われていたので、マスク着用の意識がまだまだ高くないのかもしれません。症状なく感染している人が、知らないところで他人に感染させてしまうことを防ぐには効果があると言われていますが。
まとめ
外出自粛規制が出されて以来、ドイツではほとんどの市民は忠実に守って、出来る限り家で過ごしているように思います。
そして、ドイツの感染者数の増加は外出自粛の効果が現れ、緩やかになってきていると言われています。
とはいうものの、外出自粛が緩和されたらどうなるのかは誰も分からず。
有効なワクチンが認可されるまでは、以前のような日常は過ごせないだろうとも言われています。
そんな中でも、不安や恐怖心を抱きつつも働いてくれているお店の方や医療従事者、その他の方達に感謝をするとともに、日本でも国民の健康・生活を守るような対策が今後なされていく事を願ってやみません。
また、外出制限、学校休校が長引けば長引くほど教育の格差は広まり、また家庭内暴力の被害者、虐待の被害者が増すのだとも言われています。
一刻も早く収束に向かうよう、日本でも国民一人一人が意識を持って、出来る限り外出を自粛する様になる事を願ってやみません。
今日も ストレスレスな一日になります様に☆
皆様、引続きお身体にはご自愛下さい☆