HSC『Highly Sensitive Child - ひといちばい敏感な子』を知って改める育児
5歳になる娘は、人一倍怖がりです。
なので、いまだに一人で習い事に行ったり、お友達の所へ行ったりできません。
今までは「まだ小さいし、まだまだ大丈夫」と思っていたのに、来年の夏から小学校入学が目の前にさしかかってきて焦る自分。
そんな中、普段から通っている親子教室の日本人の先生に相談してみると、HSCでは?というコメントを頂きました。
HSCとは、英語で『Highly Sensitive Child』
日本語では、『ひといちばい敏感な子』
この言葉を聞く前から「繊細な子」とは思っていたけれど、言葉を聞いた瞬間に「そうだ。これかも!」と。
インターネットで調べると色々出てきますよ、という事で早速色々と調べてみました。
ひといちばい敏感な子とは?
今年もお隣さんのぶどうのツタがベランダ越しに伸びに伸びて、育ったぶどう。美味しい〜。
簡単に言えば、「繊細な子供」。
感受性がとても強くて敏感な気質を持った子供の事。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が見出した概念だそうです。
- 深く考える
- 過剰に刺激を受けやすい
- 感情の反応が強く、共感力が高い
- 些細な刺激を察知する
とされています。
5人に1人存在すると言われる一方で、周囲の理解がなく苦しむケースも多く、学校生活や社会生活で息苦しさを感じる子も多いのが現状。
「ひといちばい敏感」なのは、発達障害や病気ではなく、生まれ育った気質。なので、人の気持ちに気付きにくいとされる発達障害とは別のもので、治療の対象にはならない。
チェックリスト
23のチェック項目があります⬇︎。
13以上当てはまる場合は、HSCである可能性があると言われています。
娘の場合
チェック項目で当てはまる項目はあまりありませんでした。
当てはまるとしても、ふーんそうかもなぁ、という感じ。
その一方で、実際に兄弟と比べてみると、
- 横断歩道や赤信号などに注意深い、怖い
- お買い物途中、ママが一瞬離れると不安になって大泣きする
- 車や電車が通る道が怖い
- 見知らぬ場所に行くと、必ず手を繋いでべったり
等、不安が一杯の行動がひといちばい多いのです。
お家でも、よく「二階に行くのが怖い」と言ったり、「隣の部屋に行くのが怖い」と言っています。
そこで、手を差し伸べるのは次男君。
「じゃ、僕が一緒に行ってあげる!」なんて言いながら、次男君が一緒に二階へ行ったり、他の部屋に物を取りに行ったりくれています。
どっちが年齢が上なのか分からない…
『ひといちばい敏感な子』に対して親として出来ること
- 嫌がることを無理にさせるとパニックになるので、安心できる環境を提供する事。
- 「ひといちばい敏感」なことを個性と捉えて、この子はこの子のままでいいと受け止めてあげる事。
- 長所を認めて、自己肯定感を育む事。
「ひといちばい敏感な」子の子育てでなくとも、子育てには大切なことばかり。
分かってはいるけど忘れがちで、ついつい他の子と比べてしまったり、急かしてしまったり。
『ひといちばい敏感な子』と知って心改める
- 5歳にもなってなんでできないの?
- なんでそんなに怖がっているの?
- 家庭内ではあんなに偉そうにしているのになんで?
私の頭の中は、他の子と比べてなぜなぜ?ばかり。
月齢・年齢が上がるのと比例して、そのモヤモヤ・イライラは上昇し、最近は辛く当たってしまうこともありました。
でも、子供なりに不安を抱えて、その不安が他の子よりも大きくて、恐らく自分でもどうしようもない。
外で我慢している反動で、家では内弁慶。
ストレス発散が出来る場所が家庭であるということは、ある意味、お家には安心感があるということ。
外での不安な思いを、そっと受け止めてあげる。
そして、優しく見守ってあげる。
時には、背中をそっと押してあげる。
そうすることで、不安も少しはやわらいでいくのかな。
HSCという言葉を知って、無理強いすることなく優しく見守っていこう、そんな思いで今は過ごしています。
「わがまま」との境界線が分からなく、「甘やかしてしまっているのかな?」という思いも拭えませんが…
それでもしばらくは、肩の力を抜いて、娘が少しでも安心できる様に、『今は甘やかしでもいいじゃない。まだまだ5歳なんだから!』という思いで、のんびり子育てしようと思います。
今日もストレスレスな一日になります様に☆