ドイツの栗。食べられない栗と食べられる栗の見分け方はこれ!
先日、真夏日が続いていて半袖を着ています。という記事(10月に今年最後のBBQ?混ぜるだけの簡単手作りザジキ(Zaziki)で楽しみました。 - 殿姫殿5人家族)を書いたんですが、その一方で道端にはヘーゼルナッツ、どんぐりなどが沢山落ちていてたり、散歩道の木々が紅葉していたりと秋を思わせる季節になりました。
ドイツでも秋を感じさせる植物として栗があります。日本では食べられる栗しか見た事のない私。ドイツでは食べられない栗が沢山落ちていて、子供達は栗拾いを楽しみ、遊び道具にもなっています。
食べられる栗と食べられない栗。何が違うのか分からなく、今までなんとなく過ごしてきたけれど、子供にも説明できるようにと少し調べてみました。
そこで今回は、食べられる栗と食べられない栗の見分け方についてまとめてみたいと思います。
食べられない栗と食べられる栗
名前は?
栗の種類は約20種類。
ドイツの道端や森でよく見かける食べられない栗は、
ドイツ語ではRosskastanien。
日本語ではセイヨウトチノキ(マロニエ)の実「マロン(marron)」。
実が栗のようなので、栗の仲間だと思われていますが、実は大型の落葉樹。
一方、食べられる栗は、
ドイツ語でそのままEsskastanien(Essen=食べる、食事 という意味)と呼ば、
EdelkastanienやMaronenと呼ぶらしい。
食べられない栗と食べられる栗の見分け方
食べられない栗の特徴は?
- いがには固い棘がある。
- いがの中にある実は、ほとんどが1つだけ。
- 実がまん丸。
- 実がツルツルしている。
食べられる栗の特徴は?
- いがに沢山棘があり、その棘は長くて細い。
- いがの中には実が1つ~3つ入っている。
- 実は平べったくハート型で、先が尖っている。
- 実に少し毛が生えている感じ。
子供には特に注意が必要!
食べられない栗、Rosskastanienは少し毒性があるようです。
- アルカロイド
- サポニン
- グルコシダーゼ
を含み、食べると病気になる恐れがあります。
触れるだけでは問題ないので、ドイツではよく子供の工作などに使われていますけどね。
散歩道に一本の栗の木
2~3週間前から通る度に落ちていないか確認しながらお散歩をしていた我が家。
そして先週、やっと栗が落ちてきました。
「あそこに食べられる栗の木があるよ~。」と教えてくれたのは中国人のお友達。「嘘でしょ~!?」と思っていたけれど、日本で見たことのあるトゲトゲしたイガだし、子供時代から見慣れた栗の形もしている。
ということで、2~3年前から散歩がてらに、毎年栗拾いをするようになりました。
今年も栗拾いに出かけると、必死に探して楽しんでいる子供達。
でも、栗を食べて楽しむのは私だけ(笑)
食べなくても、この『探す』『拾う』という行為が楽しい様です。
今年は韓国人のおばさんが栗拾いに来ていて、子供達は拾った栗をおばさんに沢山あげていました。
彼女曰く、「昔は誰も拾っていなかったけれど、最近は移民の人も増えて争奪戦。落ちてきたらすぐに拾いに来ないと、すぐになくなってしまうのよ~。」とのこと。
流石42年の在独アジア人。
我が家も恐らくライバルになってしまったのだろうけど、来年も秋になったら毎週チェックして栗拾いしに来ますよ~。
今日もストレスレスな1日になります様に☆