【バイリンガル育児】日本語と他言語が入り混じる問題の3つの対応策
なかなか一筋縄ではいかないバイリンガル育児。
長男君を見ていると、年齢が増すにつれて日本語での会話が難しくなってきているのを実感します。それもそのはず、第2言語となる日本語では、幼稚園や学校で初めて体験した事を話せるほどの語彙力がないんですよね。なので、前回の記事でも記載の通り、時折ドイツ語が混じった日本語で頑張って話してくれるんですが、ドイツ語が分からない人にはチンプンカンプンな日本語の文章になってしまっています。
母親としては、どうにか日本語で話そうとしてくれる長男君の姿は微笑ましくもあり、嬉しくもあるんですが、誰にも通じない日本語は意味がないですよね。
家庭で話すだけでは追いついていけない日本語の語彙力。
今回は、バイリンガル育児の本で紹介されていた他言語ごちゃ混ぜ会話に対する対応策について、実際に私が取り入れている3つの対策についてご紹介♪
子供の他言語ごちゃ混ぜ会話に対する3つの対応策
残念なことに、年齢と共に分からない単語はドイツ語で話したり、「あれ」「これ」「それ」などの指示代名詞を文章中に多用するという場面が多くなってきます。そこで、私が取り入れている対応策は3つ。
復唱する
- 完全な文章になっていない
- ドイツ語が混ざっている
- 「あれ」「これ」「それ」などの指示代名詞が多用される
などの場合、子供が言いたかった事を想像して、復唱してみます。
そして、「こう言いたかったの?」と尋ねています。
そうする事で、日本語での表現方法が理解できるし、新しい語彙が学べると思っています。
訂正して、日本語で話してもらう
ドイツ語混じりでも、「あれ」「これ」「それ」などの指示代名詞混じりの文章でも、子供の言いたい事はなんとなく理解できるもの。
でも、必ずドイツ語で話した単語は日本語で伝えます。
そして、日本語でもう一度文章を言ってもらう様にしています。
今は6歳児と2歳児なので素直にもう一度言ってくれますが、もっと年齢が上がると「うるせい~!」とか言われてしまうかもしれませんね。そんな時はまた記事にします!(笑)
時には受け入れる
時としてごちゃ混ぜになってしまう事、第一言語で話してしまう事を例外として受け入れることも必要だと思っています。
- 思い悩んでいる事柄
- 学校・幼稚園で起きた問題
- 子供自身のセンシティブな感情
を伝えるのって第一言語でも難しいですよね。
繊細な事について子供が親に伝えたいと思ってくれているのに、そこで日本語で話す事を強制する事は、日本語への嫌悪感を抱かせてしまうのかなと思っています。
なので、そのような時はドイツ語で話してもらって、その後日本語で復唱する様に「こうだったんだね~」と理解を示したり、問題解決の糸を探ったりしています。
私が日本語で理解を示す事で、たとえ子供の口から日本語のアウトプットがないとしても、日本語のインプットができて、語彙力アップ、表現力の向上に繋がると思っています。
でも、この対応は日常会話ではタブー。
上述した様な子供が難しい局面にある場合にのみの例外として受け入れる事にしています。
最後に
第一言語と第二言語が入り混じる事は必ずしも否定的なものではないと考える研究者もいる様です。
子供が意識的に2つの言語を混ぜて話している場合に限っては、語彙力が増えて、表現力の幅が広がるというプラスの側面があります。
でも、子供が無意識的に言語をスイッチしている場合は、2つの言語を区別できない状態になっている可能性があるので要注意です。
まだまだ試行錯誤しながらのバイリンガル育児。
これから立ちはだかる様々な問題も、子供と一緒に解決していける様、『1人1言語の原則』を守りながら、臨機応変に対応していけたらなと思っています。
これからバイリンガル育児をする新米ママ、海外在住でバイリンガル育児に悩んでいるママに少しでもお役に立てれば嬉しいです♪
今日もストレスレスな一日になります様に☆
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