【ストゥブレシピ】冬のドイツ料理・グリューンコール(ケール)とカスラーの煮込み料理~Gruenkohl mit Kassler~
ドイツの冬の風物詩のひとつが、Gruenkohl(=グリューンコール)。
日本語では、青汁で有名なケールです。
毎年寒くなったなーと思う頃から、マルクトで売り出され、時には既に切ってくれた大量のグリューンコールが袋に入って売り出されたりします。
日本でケールなんて目にしたこともなければ、渡独当初は青汁に使われているとも知らずに。
今までは旦那さんの好物だと言うことで、適当にソーセージと一緒に煮込んで食べていました。ひと昔前の青汁の様な青々さとかは全くなく、「まーまー美味しい~」と言う印象。
そんなわけで、毎年冬になると1~2度は我が家の食卓に登場するグリューンコール。
今年は初めての家庭菜園に挑戦。
寒くなり始めた頃に植えたグリューンコールも、放ったらかしなのにグングンと伸びてくれました。
グリューンコールは冬の最初の霜が降りてから収穫されるそうで、ここ数週間で朝夕は底冷えする様になり、霜も降りている。
そろそろ収穫どきかなと思い、家庭菜園で育ったグリューンコールを収穫し、冬のドイツ料理・グリューンコールとカスラーの煮込み料理を作りました。
家庭菜園で育ったものだからなのか、今回は特別美味しいと思えるグリューンコールとカスラーの煮込み料理に仕上がりました。
ストゥブ料理 グリューンコールとカスラーの煮込み料理
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材料
- ケール 600g
- カスラー 500~600g
- 玉ねぎ 2個
- じゃがいも 4~5個
- ベーコン 4〜5枚
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 大さじ2~3
- 白ワイン 100ml
- スープ用の野菜(今回は、人参・カリフラワー・青ネギ・セロリの根っこ)
- 醤油 小さじ2
- ヒマラヤ岩塩 適量
作り方
1. 玉ねぎ・にんにくをみじんぎり、ジャガイモはさいの目切り、グリューンコールはみじん切り、ベーコンは細切りにしておきます。
2. スープ用の野菜を適当な大きさに切っておきます。
3. ストゥブにオリーブオイルを入れ、にんにくを香りが出るまで炒めたら、玉ねぎを加えて透明になるまで炒めます。ベーコンを加えて炒めます。
4. ジャガイモ、グリューンコール、スープ用の野菜を加えて、白ワインを注ぎます。
(⬆︎煮込む前のグリューンコール)
5. カスラーを加えて、蓋を閉め、約1時間煮込みます。
6. グリューンコールが柔らかくなっていたら、スープ用の野菜は取り除き、お醤油を加えさらに約10分煮込みます。
(⬆︎煮込むとこんなに少ない量になってしまいます。)
7. カスラーから塩分が出るので、最後にヒマラヤ岩塩で味を調節したら出来上がり♪
煮込んで終わりの料理ですが、ポイントは、
煮込み時間は、グリューンコールが柔らかくなるまで。
塩加減は、カスラーの味付けでかなり変わってくるので、最後に調整。
です。
カスラーとは?
カスラー(Kassler)とは、豚肉を塩漬けして、軽く燻製したドイツ食材のひとつ。
部位は、あばら肉から、首肉、肩ロース肉、バラ肉と色んな部位が使われ、それぞれ少しずつ味も異なります。
ドイツ国内以外では見つけることが難しいこちらのカスラー。
日本でも販売されているお店があるようです⬇︎。
ドイツでは、真空パックでも販売されています⬇︎。
今回使ったのは、真空パックの肩ロース肉(Nacken:ナッケン)と恐らくロース肉(Minutensteak:ミヌーテンステーク)。
一緒に作ると味の違いも楽しめて、どちらも甲乙つけがたいくらい美味しく、家族も大満足の食事となりました。
ドイツの煮込み料理にはストゥブが大活躍。
家庭菜園で収穫したお野菜で作る料理は、格別美味しい。
来年もグリューンコールを家庭菜園する事決定です。
今日もストレスレスな一日になります様に☆